2012/08/24

・短編コマンド選択ADVゲーム『ツキのないがいこつ』を無事に出すことができました。windowsのパソコンで遊びます。後でiPhone版も出す予定。貯金を使い果たしてひとつもゲームが作れない可能性があったので、短いゲームですけど出せるところまで進められて良かったです。遠回りが最短ルートだったのかなと思っています。

・『ツキのないがいこつ』はとても衝動的な作品で、思いついてから2週間ぐらいでほぼできあがった。毎日3~6時間ぐらいずつ集中した(それぐらいしか集中できない)。その間、ストンと作れたというか、ほとんど迷いがなかった。悩んだのはタイトルぐらいです。もちろん、すべてこういう風に作れないし、作るべきとも思わないけど、制作に関して、衝動という体験ができたのはとても良かったです。完成させるのに十分な衝動。それゆえに、どうしてこれを作ったの?とか、このゲームで何を伝えたいの?とかは、まだ答えがないというか、言葉にはできていません。非衝動的に作る場合はこういう部分を考えきらないと制作が続かいことも体験的に分かりました。

・すると、自分は、衝動的にしか作れないタイプなのだろうか?と自問が始まるけど、そこに結論を出すのはまだ早い。今回完成できたのを足がかりに、10つぐらい作ってみたい。じっくり設定を組み立てて作ってもみたいです。

・9月はもしお仕事が入ったらそちらへ、そうじゃなければまた1つ作り上げるのを目標にやってみたいと思っています。そのまえにiPhone版も作らないとね。

・今年の5月以降、漫画をかなり読んでて、もう単行本300冊ぐらい読んでいる。毎週20冊ずつ読んでいるので…。好きなゲームを大体遊んでしまったのもあるけれど、今は漫画が一番楽しめている。それで、これだけ読んでいると、商業漫画の全体地図のようなものが見えてきた気がします。ジャンル毎の勢力だとか、そのあたりはまた、頭の中でまとまったら、書いてみたいと思います。

2012/08/17

・記録によると8月5日ぐらいから短編の物語ゲームに再び取り組んだ。それで今日、最初から最後まで物語がうごくものができた。絵とプログラムができている。後は仕上げといったところで、少ない人数ではあるが、友人知人にも見てもらった。つまり、見てもらえるぐらいまとまったものができた。2週間ぐらいで形に持っていけたことになる。意外というか案外というか。もう22日ぐらいのイメージでいた。

・このペースで形にできたのには理由がはっきりしている。詳細で緻密な設定がいらない物語だったこと。空間が小さな密室で、背景の絵がすくなくてすんだこと。他にもあると思うけど、全体的に言えば、限定が上手にできたのだと思う。コンパクトにできた。コンパクトなアイデアがあと10個ぐらい振ってくれればいいのに。自分で探し出せればさらにいい。

・もし2週間にひとつずつ、短編の物語ができあがるなら、とてもいい。半年続けれれば、10作以上できている。10作完成させれれば、自分にも他人にも、何か見えてくるのではないだろうか。なぜコマンド選択ADVなのか?その世界観なのか?絵本みたいなゲームなのか?絵本ではだめなのか?小説ではだめなのか?ゲームらしくしないのか?1つの作品で示すのが難しい気がしている。10つあれば、音楽だとアルバムができるし、絵画だと展示会がひらける。詩なら詩集になる。

・猫の考え方を参考にしている。常に自分に満足していること。変わりがないこと、平穏への満足。満足するという言葉の肯定的な部分。

・絵は結局、『ゆめいろのえのぐ』と『Paint.NET』を併用。背景や大きな絵は前者で、人物の全身はおもに後者で描いた。いつか、他の人に頼んでみたいと思う。お話が認められて、そして場面毎の意図がきちんと伝えられたら。

2012/08/09

・やっぱり前回の日記から10日経っている。10日間で3日ぐらい集中できない日があった。暑さのせいもあるだろうか。

・猫の物語は仮素材を一通り入れてはみたものの、推敲や仕上げで3ヶ月ぐらいかかりそうな気がして、手が止まった。手が止まっている時間を充てれていれば15分の2は作業が進んでいたはずだけれど、そんなものだとして。もっとコンパクトな物語を考えて完成させたいという気持ちが芽生え…。

・それでショートショートが再び浮上。こうやってショートショートが持ち上がるのはかれこれ何度目か。そろそろ正直になってほしい。それにしても短い物語は難しい。浮かびづらい。なぜなら物語ゲームとして浮かぶ発想がほとんどある程度の長さを持っているからだ。それを短くすればいいのかもしれないけど、うまくできない。たぶん技術が足りない。だから短い物語をしつこく考えようとした。

・うーむ思いつかんなー、というのを3日ぐらいしていたら、ひとついけそうなのが現れた。後で整理したときに、単に色んなところからネタを拝借しているのが分かってすこし後ろめたくなったけど、コマンド選択ADVにしたらたぶん大丈夫。気分が急激に高まったのち、睡眠を経ても高度を維持したまま安定していたため、今日プロットと絵コンテを書いてみた(どちらも見様見真似)。今までで一番コンパクトな物語ができて、コマンド選択ADVゲームの形にもなっていて、満足している。それで日記を書くタイミングができた。

・短い物語は32頁の絵本みたいなボリュームになっていて、次に絵を描くか、脚本(スクリプト)を書くか、という段階です。午後時点では、絵を描いてみたい気持ちが強かったため、『ゆめいろ の えのぐ』という絵描きソフトをダウンロードして使ってみています。大味な絵がほしくて、解像度の粗いドット絵にするか、アナログな絵にするかまだ決めかねているけど、道具の力に頼りたいので、後者から試してみて感じをみようと思っています。

・ショートショートが浮上する前に、猫の心理学の本を読んで、猫コマンド選択ADVの推敲に必要な→人物設定に必要な→知識を吸収していた。知識を激しく欲していた。知識の羅列が即座にアイデア候補の羅列になるような読み方をして、整理をした。RPGでフィールドのすみからすみまで歩き回るように、書籍をくまなく探索して、宝箱みたいな文をたくさん獲得した。生きた知識になりそうで、近いうちに生かされると思う。これらは、猫のショートショートコマンド選択ADVの物語という形にできたらと思っています。