2014/08/25

・2週間あいたようだ。私はいま少し疲れている。単に眠たいだけかもしれないが。きちんと疲れるまで起きて良い睡眠を得たいと思っている。そんな状態で日記を書き始めるとしよう。

・30分程度でさっと書き上げたい。待て。15分にしよう。

・週末は映画人や詩人のパフォーマンスを見たり、交流を持ったりした。彼らの魅力はやはり人間の部分にある。人間味や生き方、生き様をよく見せてくれる。見せる術をもっている。決して平穏でも無難でもないかれらはトラブルが後を絶たない。それでも彼らは進んでいるし、表現しつづけている。それが僕を引きつける。作品だけ見れば良くて、作っている人はどうでもよいという意見は分かるけど、僕はやはり人を見ている。ゲームにも持ち込みたいと思っている。ゲームという装置を使って生き様をやりとりとして体験させること。具体的ではないが、いいところに気がつけたと思っている。

・さらに先週末は以前インタビューをしていただいた人に今度はインタビューをしていただいた。たぶん今日の日記、これからの日記に強く影響が残るインタビューとなった。日記どころではない。僕にとって「物語ゲームとは何か?」「人が好きな理由は?」といった根本的な問いをいくつもいくつもしていただいた。回答はしたが、完璧な回答ではない。何度も回答を更新すべき質問たち。彼女がしてくれた質問を考え続けられれば次回作にたどり着ける。そこまで漂流する。漂流というと頼りないが、それは新しい思考回路の開通。

・ゲーム特有の要素、UI、操作。既知の分かりやすさを存分に使って困難なく伝えること。同時にそれらの伝統にとらわれない自由なふるまいを作ること。そんな相反することを同時に考えること。行ったり来たりするうちに案外とコンパクトなゲームが生まれるような気がする。

・明晰に書けたかは分からないが、短いながら良いセーブ、日記が書けた気がする。今日はこれで十分だろう。

2014/08/09

・また3週間以上、空いてしまった。ただ、Facebookに日記のようなものを(いいね欲しさで)書いているので、日記自体が久しぶりという感覚ではなない。Facebookの日記は、ここに書くよりは、出来事や行動が主体になっていて、伝わりやすい日記を書いているだろう。実際にどの日記がどれだけ伝わっているかなんて分かりはしないのであるが。ただ、残念かもしれないが、いいねの数はひとつの指標にはなる。

・インタビューをしたり、人と会ったり、人と飲んだり、ディズニーシーに行ったりしただろうか。群馬の自宅で過ごした日もある。これらの出来事や日々はどれだけ自分に入力を与え、影響を及ぼしているのだろうか。

・前回の日記を書いて、ほどなくしてから、夜中に手のひらや足の裏が熱くなってかゆくなる事態が発生した。風呂に入るのが悪いのか、それとも眠気が悪いのか、よく分からぬまま、インターネットで調べたり、症状を自分なりに分析したりした。それによると、隠れ冷え性か、じんましんか、可能性は低そうだが自律神経の異変か、というあたりだった。隠れ冷え性が一番当てはまると思っていたら、どうも腕や足なども熱がゆくなってきていて、掻くやいなや腫れているではないか。じんましんの可能性も高まってきた。いよいよかゆみに我慢できなくなって病院にいったら果たしてじんましんだった。ありがちな病気という診断に一安心した。

・病院で貰った薬が思いのほか効いて、薬を飲み続けるかぎり、かゆみはぴたっと止まっている。これなら、もっとはやく薬をもらっておけば良かった。薬代よりかゆいことでのパフォーマンスの低下のほうがよほど高くついた。かゆいとプログラミングにならない。あとはしばらく後でいいから、じんましんが治ってくれさえば良い。いくら薬を飲むとかゆくないとはいえ、常に薬を飲み続けるのはしたくない。一般的には、薬は何かしら毎日飲んでいるものなのだろうか。

・日付が変わるまであと12分ある。それまでに日記を書き終えられるだろうか。書き終えるというのは、書きたいものを一通り出し尽くした感じがしたときをさす。

・個人制作はほとんど動いていない。相変わらずインタビューと手帳集めを個人制作の代わりに取り組んでいる。手帳は7冊になった。今年中に目標の10冊に届くかもしれない。今後は直接の知り合いじゃない人からも入手できないと厳しくなる。あるいは、常に新しい人と出会い続けるか……。

・続編をのぞき、作ってみたい個人制作が3つの方向に区分できそうだ。システムを自作するRPG、コマンド選択するミステリのADV、それからメディアアート成分のあるアプリ、の3つだ。本当は、ミステリのADVが第一希望だが、相変わらずお話ができないので、お話にならない。RPGとアプリはとっかかりはかなり固まって来た。

・ただ、どちらも実験的で、RPGは時間がかかるし、アプリはクオリティが保証できない感じ。一番いいのは、コンパクトでインパクトのある、短時間で作れるものがいい。一般的に時間のかかるゲーム制作を以下に細かく分けて、作品として切り出して、作品が別の作品の部品になり、作品発表の連続の中にゲームのような有機的な作品体(大きな作品)ができていくのがいい。そういった作品の連なりをシナリオ、ストーリーとして考えることも、とても大事なことだと思っています。

・今日は残り1分。日記ももう終わりだ。