2008/05/25

・ここ2ヶ月ぐらいであろうか、 休みの日はできるだけ人と会わないようにして、 プログラミングをしている。 一日がまるまる割り当てられる。 48時間のブロックである。 断片的でないので、 いつご飯を食べても、 いつ寝ても、 いつ作業をしても良い。 配分を私が好き勝手に決められる。 すなわち自由だ。 ずっと望んでいたようなものを土日に限ってではあるが、 手にしたことになる。

・さて、 実際にそのような時間を扱ってみて、 勉強にはなっているし、 形になってくるから、 嬉しいのは嬉しいが、 それと同等かそれ以上に孤独感がある。 グラフは常に一定で、 嬉しさや悲しさも少ない升目の範囲にプロットできる気がする。 会社を辞めて一人で作ってみようと強く考えたことがあったが、 そのときはここまでの孤独を予想できていなかった。 仮にこれが500時間ぐらいのブロックであったら、 どれだけ自由で、 また自由過ぎるのであろうか。 有効に活用できるだろうか。 今の感覚だと心もとない。 だが、 いつか、 そのような時間を手にしてみたいと思う。 それにはサイズの大きな、 勉強したいものや表現したいものが必須だ。 大きな目的がなければ、 そのような時間は必要ないと、 今の感覚では思う。

・新しい作品に取り掛かった。 ウォーミングアップは済んだので、 今度はより作品らしいものを作る。 無難なものを作るのと違って、 己の感性や論理をほぼそのまま差し出す形に近づけるので、 評価が怖い。 良い評価はされたいし、 自己満足とそのために作るのだろうから(本当の理由は私にも分からないけれど)。 どこまで臆病な人間であろうか。 まるで自信が無い。 ということは、 いままで自分を他人に直に見せていなかったのかもしれない。 案外と協調性が高かったわけだ。

・向き合うと色々なものが見えてくるなあ。 これも時間のなせる技であるか。

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Shirado Masafumi