2009/03/14

・未開封だった『Rez』を遊んでみた。すごく雰囲気があって、面白さよりもそちらに気を奪われた。イメージそのものコンピューター・ワールドです。電子空間をたゆたう。説明書も手抜きが無くて、世界に引き込まれるのを助けた。手をこまねいて手引きされた格好だ。危なく遊ばないでおくところであった。今度、友人たちと遊んでみよう。こういうゲームがあっても良い、というお手本のようなゲームで、未プレイなら遊ぶべき一本だと思います。

・一週間分の日記を思い出して書いているが、良い点も悪い点もある。良い点は、記憶の強く残った分かりやすいものだけを書けること。悪い点は、まったく同じで、記憶の強く残った分かりやすいものしか書けないこと。

・二俣川に行って、最後のお片づけ。冷蔵庫とダンボールを撤去した。もっと有効に使えれば良かったと思う。ケールの仲間とも話したが、空間は適切な場所に無いと効果的でない。簡単に言うと、ケールのメンバーの家から遠すぎたのだ。それが世田谷との最大の違いだった。さらには、泊まれるための十分な施設があり、日付をまたいでの滞在が快適であったのも大きい。

・それにしても、この1週間で、2つの鍵が手元から離れてしまう。残りは3つ。残り個数を強調する意味は無いのだが。空間を資産と見なせば、かなりの損失だと思います。空間の効果は簡単には測定できないけど、世田谷で過した感覚を元に判断すれば、そうだろう。

・簡単に測定する方法があった。どれだけその家(空間)を利用したかだ。なかなか良い指標かもしれない。ためしにこの指標を使えば世田谷は得点が高い。ほぼ毎週、私と仲間の1人が通いつめたのだから。

・ひさしぶりに個人制作をしようと思ったが、まったく時間が取れなかった。ひとえに知識や経験、それに想像力が足りなかったせいである。これらが足りないと何が問題だろうか。問題を解決するのに時間がかかる、というのがその答えだ。たとえば、冷蔵庫を処分するという簡単な問題であってもたっぷり3時間は消費した。まず、前提知識として、冷蔵庫は、粗大ゴミとして他のものと同じ方法で捨てられないという情報があった。だから、まず、業者を探す。今日は引き取れないと回答があったので、別の業者を探す。次の業者では、包装しないと今日中には引き取れないらしい。包装さえできれば、引き取れるということだ。もちろんそうしよう。ならば、冷蔵庫を収めるのに適当なダンボールがないので確保しなければならない。さっそく、隣駅までダンボールをホームセンターにもらいに行く。冷蔵庫のサイズを思い浮かべながら、ぴったりと思われるダンボールを得る。それから、冷蔵庫のある場所へ移動する。電車で移動する際に、冷蔵庫の持ち主に回収費用をメールしてみたところ、値段が高すぎるというので、メールを何度か往復させた。その結果、処分方法が回収から郵送に変化した。冷蔵庫のある場所に到達し、実際に梱包してみると、ダンボールが大きすぎてスカスカだ。適切な大きさでなかったのだ。残念なことには、ほとんど引越しの終わった部屋には詰めるものが何も無かった。もう一度ダンボールをとりに行く時間もない。このダンボールで包むのをあきらめた。そこで、唯一残っていて、処分を頼まれていた小さなダンボールどもを手でちぎって、ガムテープでつぎはぎのダンボールをつくり、冷蔵庫を収めた。それから集荷を依頼したが、持ち主の住所である郵送先が分からないので、再度メールを問い合わせる。迅速に返信があったので助かった。無事集荷されひと段落。最後に、この余った大きなダンボールをどうするか。しかたがないのでいったん、自宅に持ち帰ることにした。そして持ち帰った。握力が筋肉痛になる。―ざっと列挙するとこんな具合だ。おそらく退屈か苦痛で最後まで読めなかったに違いない。効率が悪いとこれぐらいのことは平気で起こる。そうやって時間は奪われていくのだ。

・世田谷へ移動。たくさん移動するから、今は移動に慣れている。電車内では本を読むようになった。

謝辞
Picnic CSS
T.T
©
Shirado Masafumi