2009/05/17

・体に問うてみて、制作も行わない休みにした。1ヶ月ぶりぐらいだろうか。友人に借りて今頃プレイしているが、『街』が非常に面白い。しかし、このゲームどれだけ資源使っているんだ。プログラムはひとりで十分だが、脚本、写真、撮影、役者、衣装、小道具…映画とほとんど変わらないぐらいの、いや、複数視点によるからそれ以上かもしれない。ゲームと映画の制作費の相場は比べられぬが、よほど売り上げないと赤になるという話は納得できる。作ってみたいが、あまりの膨大さにめまいがする。とは言え、友人知人を全員集めれば、ひととおりできなくもないな、と思ってしまった。

・良くできたゲームを遊ぶとゲームにしか表現できないものはあると確認できる。反対に言うと、そういうゲームが優れている。ああ、やはりゲームはいいよ。

・以前遊んで続編を楽しみにしている『探し屋トーコ』は素敵なフリーゲームだが、『街』と似ているなと思った。もし『街』を知っていたとして、どうせならザッピングとティップスも採用すれば面白いかもしれない。それをノベルツクールで表現できればだが。できないのなら、ここで、自作プログラムの出番だろう。プログラマとしてこの方向性を極めるのは面白そうだ。データ構造の妙というべきもの。『街』をプレイしていても、どうしてもデータ構造を想像してしまうし、恐ろしいほどシンプルな形で強力なゲームシステムを構築している。プログラムとは何も見栄えを作るためだけにあるのではない。画面系や描画周りを担当しているとそのような勘違いをしがち。システムの中枢部分を作る楽しさ。そしてそれらが生き物のように絡み合い、関連しあう楽しさ。

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Shirado Masafumi