2010/05/18

・もっとまめに日記をつけるつもりだったが、丸二週間が経過している。驚くべき速度で進んでいる。時間が手に入ったのだから、もっとゆっくり進むかもしれないと思っていたけど、そんなことは無かった。一ヶ月も、一年も、あっという間に過ぎていくに違いない。大事にしなくてはいけない。

・時間の経過に恐れをいだきつつ、振り返ってみると、外出が日付をまたいだのも合わせると7日ほどあった。丁度半分ぐらいであった。なるほど。こんなに多ければ、速度もでるだろう。前日に準備が必要なものもあった。変わったところでは、大学に招かれてゲーム業界やゲーム会社の仕事について、40名ほどの大学生の前で喋ったのがあった。慣れないことなのでかなり緊張したが、人前で話すという貴重な経験ができて感謝している。公に30分も喋り続けるなんてできるわけがないと思ったが、そんなことはなく、喋り足りないぐらいであった。7年も会社に努めさせていただいた。学んだことは多かったのだろう。質問もたくさんでたが、即答できるものばかりだった。それは経験に基づいているからに他ならない。

・喋る経験もだが、職場での経験を見直して自分なりにまとめる良い機会にもなった。どんなことを学んで、反対に学んでこなかったか。あったチャンス。なかったチャンス。マインドマップというツールを使い、それらをひたすら書き殴っていく。書きながら同時に、できるところはグルーピングしていく。書きながら、浮かんでくるものがあった。自分が人材としてどういうものを持っているのか。他人に分かりやすく見せられる経験や能力のまとまり。連なり。そういうものが感じられてきた。いままでピンとこなかったが、これをキャリアというのかもしれない、と思った。辿ってきた道筋が見える。そして、今後辿りたい道を想像する。そのうちの辿れそうな道とそうでない道が見えてくる(実際のところ、辿れない道はそんなになさそうだった、ただし成長という条件をつければだが)。30歳という年齢を改めて感じた。

・時間を拘束するものが、自分の意志などの未来に属するものだけになって、少しバランスが乱れている。起きている間は無駄なことはあまりしていないはずだが、つい寝てしまう。睡眠の量が増えている。睡眠の質と量について、自分を管理しないといけない。

・WEB開発についての知識はだいぶ身についてきた。次の段階に進もう。知識は実践しないとどんどん腐っていく。記憶力もそんなに良くないほうだから、身につけてしまうべきだ。身に着けたらそれはもう記憶ではない。プログラミングをはじめとした記述の能力や知識は、やはり自分の手で書いて身につけることができる。どんどん書くには良い道具や環境が欠かせない。だから、次の段階として、開発環境の発見と構築をやっている。初心者の多くが詰まるのはこの段階だ。理由はよく分かる。私だって未だに新しい環境をセットアップするのは大変だ。そして面倒だ。面倒だと感じるのは詰まらないからだ。詰まらないから詰まってしまう。そういう微妙な言い回しをしたくなるような段階だ。唯一の嬉しい瞬間は、構築した環境を試してみて、動作や機能がすばらしかったときだ。報われたなあ、という気持ちになる。

謝辞
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Shirado Masafumi