2011/01/25

・クオリティが気になるようになってきた。自分が作るものに対しても、そうでないものに対しても。それが良いことなのか悪いことなのかもわからない。短期的に見れば完成までのハードルが高くなりそうだし、長期的にみればクオリティは上がるだろう。それとクオリティが気になることで表現の可能性が制限されそうな気もしている。これまた、良いとも悪いとも言えない。

・多くの人は、アプリケーションのデザインだったり見栄えだったりで、クオリティの判断をする。だから、私が機能自体を表現したいのだとしても、これらの部分をおろそかにするわけにはいかない。見栄えのデザインに興味はあるし、面白さも感じるけど、これが一番ではない。見栄えの良いラーメンよりも、おいしいラーメンを作りたいが、だからと言って店に来てくれないとどうしようもない。食べれば分かる、というのは現代的ではない。

・ラーメン店だとしたら、お店に入ってもらえるレベルの見栄えを作りたい。入りたくて仕方がないところまで行かなくてもいい。ま、見つけたし、入っても良いかな、ぐらいでいい。入ればいい。もしそれが派手に飾ることで達成できるならそうするし、最低限整えれば達成できるなら、そうしたい。一般的に言ってどちらが簡単なのだろうか。できれば過剰な装飾はしたくないと思っている。機能をむき出しにしたいとさえ思う。いくつか作りたいものや挑戦したいものがたまっているから、できるだけそちらに時間を使いたい。

・今作っている習作は作ることそのものの練習でもあるけど、こういったお店に入ってもらえるようにする練習でもある。ようやく頭に体が少しずつついてきている。追いついているわけでは決してない。

謝辞
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Shirado Masafumi