2008/10/28

・『あぺぽぺ』。 画面のデザインがうまくいかない。 選択肢が毎回出るシステムを考えているから、 選択肢が会話ウィンドウから遠すぎると視線を毎回動かさなくなって不快だ。 かといって、 会話ウィンドウの近くに置くと、 選択肢が目に付いて、 会話文をそのまま読めない。

・それから思考錯誤をしてだいぶプログラムが固くなってきた。 固まってきたということは、 安定することだし、 安定することは不自由になるということ。 すなわち、 できることとできないことが確定しはじめた。

・キャラクター絵も描いた。 恐ろしい非効率だ。 誰かに頼むべきなんだろう。 でも、 今回だけは自分ひとりで作りきる覚悟はできている。 フォントは買ったけどね!パソコンもOSも開発ツールも自分で作ったのではない。 それでもオール自作と言って良いぐらいなんだ。

・『クビシメロマンチスト』。 最初の数ページを読んだところで、 なぜか先に進まなかったけど、 読むのを再開したら結局途中で我慢できず最後まで読んでしまった。 午前4時あたりから読み出して10時30分ぐらいで読み終えた。 最後の最後で携帯の目覚まし時計がなって、 興ざめのような趣のあるような不思議な感じがしました。 一言でこれだけのインパクトを残すには、 これくらい描写が必要なのだなあ。

・理系っぽいミステリであっても、 起承転結の構成になっている。 起承転結の亜種とは言えるかもしれない。 起の前にぼやっとした謎をまぶして、 結は多めに、 というのがミステリらしい。 起は謎を与えることが目的で、 結は分かった読者に優越感を、 分からなかった読者には解説を与えてスッキリとさせる目的があるだろうか。 どちらに転んでもカタルシス。 ああカタルシス。 勉強になります。 さすがプロだなあ。 年下なのに、 わたしよりたくさん観察するか考えているかしているのだろう。

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Shirado Masafumi