2011/10/11

・新しい空白の日記を1000日分生成した。つまり、前回の1000日分が尽きた。3年ぐらいが経過したし、そのツールを使ったのも3年ぶりだった。このツールを今なら、30分ぐらいで作れるだろう。さらにその3年前、たぶん6年前にも何かしら感想を持ったはずだ。

・http://tentomushi.mond.jp/のサーバ契約が終わった。長い間使わせていただきありがとうございました。

・次に作るものを想像しながら、万葉拾遺ポストの細かい修正や、携帯サイトなどを作っていた。詩を投稿して共有するサイトです。指標は、ひとつの文や言葉あたりが胸を打つ可能性です。有益な情報でも、面白インターネッツでも、巨大なメディアでもない。地味ながらも、普通で、自然で、素朴で、素直な言葉が集まるサイトにする。それができれば、指標に関しては、世の中のすべてのウェブサービスより上になる。

・言葉を写真や音楽や絵画のように楽しむこと。そういった楽しみを取り戻すこと。知ってもらうこと。万葉集みたいに集めて残すこと。前回の説明のバリエーションはこんな感じです。

・携帯は電話とメールにしか使わないけれど、携帯サイトも作ってみると、なかなか良いものですね。パソコンの空間が宇宙だとしたら、小宇宙という感じがします。個室というか、余計な情報が入ってこない。スマートフォンサイトも気が向いたら作ります。パソコンサイトと携帯サイトの中間、といった感じになるでしょうか。

万葉拾遺ポストを使っていると、いかに言葉を選んでこなかったか、という驚きがありました。それに言葉の配置に気をくばってこなかった。ツイッターでは7778回つぶやいているみたいだけれど、140文字に情報を圧縮する訓練をしただけで、つぶやいている回数ほど出てくる言葉や着想が磨かれたとは思えない。以前サイトに着想や感想を1000回書き付けたときの方が良かったと思う。要するに鈍っている。言葉が好きなので、万葉拾遺ポストのリリースを機に、もう一回言葉を磨きなおし、研ぎなおしたい気持ち。

・それから物語に進む。詩や歌物語に橋を架けてくれたのだと思う。万葉拾遺ポストはたくさんの人に使ってもらいたいサービスとして制作したけれど、結局はほとんど自分のためのリハビリ・サービスなのかもしれない。

謝辞
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Shirado Masafumi