2016/08/20

・ふったりやんだりする雨風のせいか、気持ちが高まってこない土曜日である。ポケモンGOもできない。せめて日記を書いておこうと思うのだが。

・長らく悩ませてきた毎日の緊張型頭痛は、治らないものの軽減はでき、対策もわかってきたので精神的にはだいぶと落ち着いた。薬は効かないが温湿布で首をあたためるのが効く。見栄えは良くないが仕方がないし、痛みが起こらないだけでも仕事がたいへんしやすくなる。血行とか血流とかの問題なのだろう。もちろん貼らなくても痛くない状態を目指していく。他の対策としては運動をしたり栄養をとったり、現代人の営みに落ち着く。

・人間の遺伝子は早いところオフィスワークに適応してほしい。いまは動き続け、狩りをするための身体を使っている。

・ゲーム開発に手をつけられない日々が続いている。仕事ではやっているのだが、個人のほうだ。情熱がなくなってしまったのだろうか。そんなことはないと思っている。日々思い続けているのは確かだ。しっくりくる形、しっくりくる規模が見つからないでいる。模索しつづけている。

・一方でテーマや関心は手がかりがあった。手帳類からの便りであり、こんなにはやく手帳類とゲームが頭の中でつながるとは思わなかった。阪本俊生著『プライバシーのドラマトゥルギー:フィクション・秘密・個人の神話』がすごくいい。つくづく先人の研究はありがたいと思う。自分だけなら生きている間にたどり着けるとは到底思えない。この感覚をまずどこに落とすべきだろうか。システムだろうか。グラフィックだろうか。物語だろうか。世界だろうか。あるいはそれ以外だろうか。

・長く住んできた高崎の家を引っ越すことにした。うすうすそうしようと思っていたら賃貸更新のお知らせが届いていて渡りに船だった。6年間契約したが、実際に済んだのは4年ぐらいだろう。住まない期間が多くて家には悪いことをした。

・東京、埼玉、群馬を行き来しながら引っ越しの準備を進めている。この際、できるだけ多くのものを減らして、身軽になる。引っ越しは脱皮だ。スマートフォンを買い換えたり新規のアカウントを作ることもまた脱皮といえる。そんな概念的脱皮を集めるのもまた面白いかもしれない。手帳類以外にも収集したいものがあれば活動のキャリアに加えたい。僕は人間らしさを集めたいのだと思う。

・吉増剛造さんの声ノートは僕も真似てみたいと思った。かつて東宏治『思考の手帖―ぼくの方法の始まりとしての手帖』を読んで一瞬の思考や感覚を記録するようになっていったが、それ以来の衝撃だった。感覚や思考を手探りで手帖に書きつけている瞬間がまさに考えているのだとしたら、声で探りながら録音していくこともまた思考の手帖となるだろう。

2016/07/23

・前回から、2週間近く経つが、記録を残したい気持ちが高かった。途中、日々のメモに記録をした。整理をしたがっている。発見をしたがっている。活路を見いだしたがっている。

・いくつかメモを見ながら記録に移していこう。メモも記録であるからもっと適切な言葉に置き換えたい。メモを手がかりにセーブをしたいのだ。

・手帳類がネットのテレビに取り上げられたのだが、まったく反応がなくてショックだった。これまで圏を少しずつ広げるように知られていった、その過程は仮説どおりの広がりだったが、テレビ層では全く通用しなかったし、仮説がまったくもって見当違いだった。興味を持ってくれる人の割合は減るが、一定量は確保できるとふんでいた。それが。

・ある層でのマーケティングはできていたが、もっと広い層ではまるでマーケティングできてなかった。というところまで判明した。当事者として辿り着けた。しかし、ここから茨の道になる。進むのか引き返すのか。引き返して、これまでの道を耕しなおすのも、決して後ろ向きではない判断だ。もっともっと知名度のある人でさえ、マスとは違った層に照準を定めているのだから。

・もう少し書くつもりだったが、割り込みが入ったため、23日はここで終えられた。

2016/07/13

・2週間も経たないうちに日記を書きたくてそわそわしてしまう、ということは近年にはあまりなかった。ブログの見栄えを手入れしたことも影響しているだろう。それと、ここ数ヶ月の、1日が2回訪れるような感覚について。

・仕事も、私事も1日に大きなものは1つにしていた。前と後ろを楽しみたいからだ。後ろは余韻と呼ばれるようなものだ。ところが、ここのところ大きなものの数が2倍3倍と数を伴っているいるため、しかたなく大きなものを1日に2つ配置せざるを得ない。たとえば朝、手帳類の取材を受けてから、集中を必要とする仕事にとりかかるため出社するといった風に。多くの人は、仕事と子育てといった例を出すまでもなく、両立をしているだろう。簡単に言えば僕はこれまで注意深く両立を取り除いていた。

・明後日の収録で、ひとまず取材周りは落ち着く。2ヶ月で10つぐらいはこなしただろうか。多くは平日である。感覚的にも毎週ひとつぐらい取材や打ち合わせがあったし、スマートフォンのカレンダーアプリにかつてないほど予定を登録した。よくがんばったと思うし、これぐらい取材を受けると人々に広がっていくのだなと体感できた。もちろん普通は有名人でもない限り向こうから取材なんてやってこない。ゲームを作ってリリースしたところで女子大生から取材依頼が来るだろうか。だから普通は広告と呼ばれる行動を多かれ少なかれ放ち、なんとか広めようとする。

・そんなたくさんの取材の成果もあり、手帳類のツイッターアカウントは半年で個人アカウントのフォロワー数を越えようとしている。個人アカウントは2009年からこつこつつぶやいている。そいうものなのだという諦観にもにた納得がある。

・ずっと思ってきたり話したりしてきた、一人の同じ人とどこまで関係を深めることができるか試してみたり、関係を集中させたり、ということについて。

・でもゲームを作ることをあきらめてはいない。たくさん作れたらとすら思っている。

・手帳類では、僕のまなざしやものの見かたが問われているし、求められていると感じる。まなざしはこれから意識的に鍛えていきたいと思っているパラメータのひとつ。パラメータと言っても筋トレのように自明の強化方法があるわけではない。だからこそ求められるのだろう。

・世界について。もしかしたら僕は世界を作ることよりも、世界を見たり、世界から見い出したりする方が得意なのかもしれない。どちらが好きなのかはさておき。その可能性を自覚した。

・そうだとすると、世界はこしらえるものではなく、そこにあってほしい。ゲームの世界においても誰かが作った世界、それも手垢にまみれた世界ではなく、個人制作規模もの、未開で発見可能性に満ちた世界がいい。

2016/06/30

・頭痛問題。最初は後頭部が痛いと思っていたが痛い部位が移動しているのか、表情筋や胸鎖乳突筋のあたりにきているようなきがする。痛みとのいたちごっこである。仕事はできるし、ピーク時よりは落ち着いてきているが、痛いとか締め付けられるとか感じるだけでパフォーマンスが低下する。気が散るのがもったいない。せっかく生きているのに。

・撲滅しようと、ストレッチ、姿勢の注意、バスタオルの枕、こまめなコリのほぐし。ミネラルの補給。できることを順番に試していく。ファイテンの首輪も試してみているが今のところ効果は定かではない。自律神経、血行の問題、ストレートネック、テキストネック、緊張型頭痛、ストレス。いろいろ混じっているのだろう。科学が発達しても、この程度の症状ですら即解明とはいかないものだな、と思う。

・手帳類は取材ラッシュ。メディアがメディアを呼んでいるに違いない。

・個人サイト(jimi.jp)の改装を行った。元は15年前に友人に作ってもらったサイトだ。15年前のシステムがしっかりと動いてくれているのにはいささか感動を覚えるも、さすがに世の中が変化しすぎた。HTMLは5になり、CSSは3になり、appletは滅び、flashは没落。何よりもスマートフォンが登場した。長いこと放置していたレイアウトのスマートフォン対応に重い腰をあげた。腰を上げてみると、けっこう楽しい時間だった。ブログも同時に改装した。perlのコードを久々に読みながら、改めて構築してくれた友人に感謝する。

・改装と同時に自分のテーマカラーのようなものを決めたいといろいろと試し、深い緑に落ち着いた。次点で深い青。鈍色なども好きな色であるが、文章が中心のサイトという相性もあった。紙もウェブも背景は白が基本であろう。あえて暗い背景にしたのは、僕にとってそこに別の世界が広がっていると感じるのはこういった暗い色だからだ。吸い込まれるような、引っ張られるような、不確かさと得体の知れない喜び。一寸先は闇。手探りの状態。真っ黒にするとダークサイド、暗闇という側面が強調されてしまうので、癒しの色である緑とかけあわせた。世界に誘いつつ、癒しでもあり、静かに考えプレイするのに良さそうな空間の色。

・サイトの色やレイアウトが変わると、書かれる内容もまた変わってくるにちがいない。自分自身で結構楽しみにしています。前のレイアウトと同様15年ぐらい使ってみたいが、浮気せずに、フェードアウトせずに、書いていけるだろうか。

・またタッパー3箱に野菜ベースのお惣菜を作ってもらった。つまみぐいしてみるとこれがうまい。完全なるご好意によるもの。ありがたくて嬉しいのだけど、こんなことしてもらっていいのだろうか、という気持ちもある。いつか僕も同じことを人にできるだろうか。こういったありがたさを持ち続けていたいものだ。

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