2008/07/21

・『単なるクソゲー2』。 小さい画面、 その中で小さいムービーが新鮮だった。 ペイントだけで描かれているようなグラフィックだけど上手い。 それに絵の枚数が多いからそれだけで紙芝居として成り立つ。 アンディーメンテの作品と共通している。 絵ができない人間に枚数を要求するのは、 つまり私だけど、 難しい。 でもちょっといいなあと思うねえ。

・絵と音以外はなんとかなる。 で、 それはゲームと言えるのか、 成り立っているの?そういう話になる。

・むへ。 7月も3分の2が過ぎさったとは。

・作業は3時間しかできなかった。 エネルギーが不足している、 というか連休であれば、 エネルギーを休みの日の合計で割っているぐらいの量になる。 この気力調節機能は不満だ。 安全装置のようなものだろうけど。 で、 その3時間でデバイス入力のラッパーであるControllerクラスを作った。 スーファミのコントローラぐらいがイメージで、 パッドとキーボードを包んだ。 ゲームをやるときはゲームの世界に浸ってほしいのでマウスは入れない。 オプションでボタンの割り当てをカスタマイズできるような拡張も容易なつくりだ(実装はしていない)。 拡張系の実装は後回しにして、 ゲームの中心部をどんどん作っていきたい。

・そういうことだ。 ゲームの中心にそろそろ踏み込まないといけないと言うことだ。 『アペポペ』を作ろうと決めて、 おおざっぱにイメージしたときに必須であった機能(道具)があらかたできてきた。 それらを作っていると、 さらにほしい便利な、 でもゲームの中心ではない機能を作りたい衝動にかられる。 それは悪くないだろうが、 ゲームの中心になかなか到達できないし、 いざ中心を作ったときに役に立たない可能性がある。 辺境を作るというのは、 中心から逃げる行為であるような、 執行猶予であるような気もしてくる。 おそらく、 中心がまだはっきりしていないのを自分でも認識していて、 それで外堀を埋めるように作ってきたわけだが、 ここらでそろそろ中心の具体的な完成形を想像してみようではないか。

・そんなことを考えながら『囚人へのペル・エム・フル』をプレイしてしまった。 非常に絵が上手くてセンスを感じさせた。 行動を考えさせられるシステムといい、 まさに良作だ。 これが98年製とは・・・。 絵については、 人気のあるフリーゲームを100個並べても、 個人的なTOP5には確実に入る。 とはいえ絵柄は古い印象があり、 古き良きスーファミ時代を思い起こさせる、 つまり絵の流行からは外れているから、 似た絵があまりない。 おそらく描き手も少ないだろう。 こういう絵を今でも描きたいと思っている人と一緒にゲームを作りたいのだが・・・。

・『囚人へのペル・エム・フル』の良い点のひとつは、 テンポの良さと2~3時間で終わるプレイ時間だ。 展開もはらはらどきどきで一気に終わる。 これはまるで映画のようだ(受動的なゲームと言う意味ではないので注意)。 しかも導入部が良いので、 プレイヤーが引き込まれる可能性は高い。 10年近く前のゲームだが、 これはさらに忙しくなった現代にこそぴったりなゲームだ!個人制作をする上で大きなヒントになった。

・影響を受け(単純)、 さっそくアイデアを思いついてとても作りたくなったが、 『アペポペ』も作りたい。 さてどうするか。 少し考えてみよう。