20090120

・テキストデータをブログにアップする形式に変換する自作ツールが、インストールライブラリの関係で使えなくなったらしい。とても簡単なツールなので作ることにした。小テストみたいなものです。以前と同じ機能を作るのに10分はかからなかったけど、ついでに文字コードの変換も行うようにした。かなり便利になった。文字コードの変換を自作するのは手間がかかるから、『Charset Converer』を使わせていただきました。コマンドラインから呼ぶだけ。ありがたいです。

・もう4時であるか。今日1日のゲームオーバー。

20090123

・一週間もはやい。もう週末になって、今週も世田谷の家につきました。自分がついて少し経って、仲間はすたすた帰っていきました。ちょっとさびしい気もしたけど、この広い空間に一人。孤独に制作に向き合えます。切望していた環境。では作り始めようか。まだ環境周りの準備も必要であるけど。

20090121

・体感的な話ですが、ごめんなさいと言われる回数が、言う回数よりとても多いようです。とくに女性から、そんなことでわざわざ謝らなくて良いと思うことを謝られる。ひねくれた意見だと、何度も謝るぐらいなら気をつければ、と思うし、別のひねくれた意見だと、言ってる内容の度合いよりも罪悪感の方が強いだけなのかな、とも思う。ざんげみたいな機能があるのかもしれない。でも、自分は牧師ではないので、そんなに謝られると、ふられたときに言われるごめんなさいを思い出します。数年前まで、この第三の男みたいな感覚が耐えれなかった。いまは何とか受け止めれられる。勝手に悪いほうへ想像していくのを自制できるようになったからだ。

20090124

・デモ動画に音の作り手から返信があって、その文面が質/量ともに濃い内容で、とても嬉しかった。ここまで熱心にお便りいただいたのは初めてかもしれない。それぐらいすごかった。自分ごときにもったいないとさえ思った。ありがたい。そこには『あぺぽぺ』の姿、形、可能性が示されていた。完全にひとりで作るつもりであった『あぺぽぺ』は、共同作品と呼びたいものに変わった。たとえ、彼の都合が悪くなって、今後一切のサポートがなくてもそう呼びたい。それぐらいの仕事をすでにしてもらった。ますます意欲が沸いてきたし、なんとしても『あぺぽぺ』は完成させないといけない。生きるか死ぬか。それぐらい思って作りたい気持ちです。最後の作品というわけではないし、まだまだ人生は続くから、健康と情熱を保ちながら作っていきます。地味に地道にたゆみなく作り続けるために、自己の管理、制御を上手に行って行かないとね。

・世田谷の家に足りない環境を構築した。LANケーブルの先端がちぎれそうになっていたので、かしめ工具と先端を買ってきて修理。工作はひさしぶりだし、自発的に行ったのは、20代になってからは記憶がない。それがやってみたいと思ったのは、父親と森博嗣のブログの影響かもしれない。森氏のブログが終わってしまったのは残念だった。自分は幼いころからずっと不器用で、父親がとても器用に見えたものです。とても格好良かった。ミニ四駆のコースをダンボールで自作してもらったときはすごいと思ったし、友達を呼んで遊んだときにとても自慢だったのをよく覚えている。可能性は良くて五分五分程度だと思うけれど、いつか自分が父親になるかもしれない。多くの方が抱く第一印象と違って、男女としてお付き合いすると、私は亭主関白で何もしないところがある。結婚してもその可能性が高い。それでも機会に恵まれたとしたら、せめて学ぶ楽しさと作る楽しさと考える楽しさを親として教えたいと思っています。そのような気持ちが工作に向かわせたのかもしれない。子供は親を見て育つに決まっている。

・元のケーブルを切断したときは、怖かった。これで工作に失敗したら、一時的にでもネットが使えなくなる。なかなかうまくできなくて、30分ぐらいの時間だったように思うが、とても長い時間に感じられた。かしめ工具と部品のほかにニッパやペンチなどを使った。相変わらず不器用なことが確認できた。ちっとはまともにできるようになりたいと思った。これも例によって、小さいころからずっと両親に指摘されていたことであった。せいぜい、下手に手を出して怪我をしないように気をつけます。

・工具や部品を手に入れるのに、世田谷→三軒茶屋→渋谷と距離を伸ばしつつ探して、どこの電気屋にもなかったので、結局秋葉原に行った。パソコンは自作しないから知識は少なく、欲しい品が手に入るか不安であったけど、やはりここにはあった。パソコン周りの部品はインターネットか秋葉原で手に入れるのが普通なのかもしれない。こもって制作の休日が続いているので、この連続的外出は体力を消費した。おそらく疲れるぐらいに体を動かしたり外に出たほうが、体には良いのだろう。疲れると制作ができないから、どうしてもさぼってしまう。今日も途中までは疲れずに帰ってこようと思ったが、途中で開き直って、疲れても仕方がない日に設定した。環境はさっさと作り、来週からがんばろう。近所の銭湯に入って疲れをとる。お湯は「ふつう」「あつい」があって、「あつい」に入ったところ、問題なくつかれた。案外平気なのかもしれない。

20090122

・『あぺぽぺ』用の新しいSEが届いた。ほしかったプレゼントをクリスマスにぜんぶもらって、どれから遊んで良いか分からなくなってしまった子供みたいな気持ちになった。純粋に何度もただ鳴らして遊んだ。楽しかった。『あぺぽぺ』に組み込んでみる。まだぜんぜんできていないのに、自分自身で遊んでしまった。仕事でも絵や音がきたらわくわくするが、こんなに嬉しかったのは初めてです。なにしろ、この音を思う存分好きに使って良いのです。それも自分だけの音。

・どの音をいつ鳴らそうかな。全部で30音ぐらい作っていただいて、もう無限の組み合わせに思えます。さっそくおもちゃのように鳴らしてデモムービーを作って、音の製作者の方に公開しました。無論、もっと効果的に使わないといけない。

・もちろんタダで作ってもらったわけではありません。この音たちにお金を払わなければいったい何に支払うというのか。価値のあるものとお金を交換できる喜びにふるえています。

20090126

・友人の奥様が妊娠されたとのこと。おめでたい。こうやって周りの状況が刻々と変化しているのを感じとる。私も若いがいつまでも若いわけではない。

・近頃の日常のテーマはコントロール。特に健康と情熱と時間と空間。ほとんど全部でした。

・渋谷asiaでイベントがあると聞いて、前文章さんを思い出した。数年前にeNDというイベントに誘っていただき楽しかったのを思い出して、ちょっとWEBで調べてみると、会社を起こされていた。おお。やるなあ。そこまで親しいお付き合いではないけれど、がんばっていて刺激を受けた。

20090125

・体の回復に時間がかかったのか、昼過ぎに起床。もっとも、それぐらい寝れるということは、世田谷の家(アトリエと呼んでいます)に慣れてきたとも言えそうです。夕方から多摩美術大学に友人の作品を見に行くことになっているから、それまでにしっかりと制作しよう。手始めに物語の文章を組み込むことにした。音の制作者に渡した映像があまりにも適当で申し訳がないのと、そろそろ本編を作りたい気持ちがあった。これはプログラミングと言うよりもスクリプティング(要するに手入力)なので、作業といったところ。2、3時間でできあがっている本筋の物語を組み込めた。再生してみると20分ぐらいかかった。まだ書けていない最後の部分を合わせても、30分以内にはおさまりそうです。最初だし、コンパクトな作品にしたかったから、丁度良い分量になりました。

・きりの良いところまで作って、多摩美術大学へ。道に迷って20分歩いた。運動になってしまったが、その分、見れる作品が減ってしまった。友人と合流し、展示作品を見る。アーティストの卵がうようよいる。みずみずしい作品は商売にどっぷりとつかっていると見れないものばかりだ。自分の作品の見方というのは、えこひいきが堂々とあって、知っている人間の作品はじっくりと鑑賞し、そうでない人間のものは、さっと見る。そうすると、作り手をしっていなくても届くほどの力を持った作品だけが届く。友人のパートナーと会ってお話をした。とても話しやすい方であった。何かご一緒することもあるかもしれない。彼の作品は音響デバイスをつかったもので面白かったが、まだまだ試行錯誤の余地が感じられた。今後を楽しみにしています。プログラミングと連動できそうだから、気が向いたら絡んでみよう。

20080111

・『あぺぽぺ』。物語を書き始めた。何度目だろうか。別に前の物語が嫌になったわけではなく、規模や全体のバランスの問題である。物語が大きくなりすぎると、プログラム、絵、音のすべての規模に影響する。そうすると完成が困難になる。私には作れない。だからより短い物語にしたいのです。書き始めたのは、短い物語ができそうだから。10000字程度に収まるのではないか。10000字はゲームプレイだとどのくらいだろう。1時間ぐらいだと丁度良い。確か、以前も同じように考えて測定をしていなかった気がします。

20080117

・パソコンを配送。これでまた1台になった。はなればなれ。2台ある状態も使い勝手が良かったが、アトリエは期間限定であるし、ノートパソコンを買う可能性もある。遠くないうちに2台の環境に戻るだろう。

・配送が終わるやいなや、アトリエに出発。横浜を出て、渋谷、三軒茶屋、松陰神社前と乗り継ぐ。三軒茶屋と松陰神社前は世田谷線という線で、広島の路面電車に似ていて、こじんまりとした電車だ。関東でこのタイプは江ノ電の次に見ました。人が少ないことを証明していて、良い気分です。東京に近くて人が少ないというのは良い条件だと思います。不動産の価格が気になります。

・メンバーと合流し、さっそくアトリエへ。ついたらさっそく探索。探検は大好きです。制作が目的だからアトリエと呼んでいるけど、普通の一軒家です。それでも、一軒家が週末限定とは言え、生活の空間になるとは、少し前までまったく想像ができなかった。ありがたい機会をくれたケールの仲間に感謝するしかない(神様に見えましたとメール済)。いまのままでは、一生このような家にすめないであろう。誰かのおこぼれをもらわない限り。

・パソコンが届くまでの間、私は何も作れない。それで初日は、だらだらさせていただいた。こんなんで大丈夫だろうか。なべまでご馳走になってしまった。もう、がんばらねば。

20080118

・寝袋をソファーにしいて寝ました。寝たのは深夜の4時を過ぎていたはずだが、自分が一番先に寝たようだ。パソコンが届いたので、環境を構築しよう。どこに置くかで一番悩んだ。空間が広くて、候補がたくさんあるからだ。設備は普通の家であるから、テーブルがたくさんあるわけではない。食卓と座って使うテーブルしかない。わずかな期間のために机を新調するのも良いかと思ったが、居間と寝室をつなぐ廊下にスペースがあり、そこに置いてみた。観葉植物が置けるスペースがありそこにパソコンとキーボードとマウスのセットを置いてみると、高さは悪くない。しかし、奥行きが足りないのと、面が傾いていて操作がしづらいという問題があった。制作には致命的だ。そこで次の候補を探していると、キッチンにローラーのついた机みたいなものがあり、これをさきほどの廊下に置いてみるとキーボードとマウスを置くのにぴったりであった。これには運命を感じてしまった。パートナーと同棲して広い部屋に新しい物件を探すことになったら、狭い個室の専用作業場をぜひ作りたいと思っていた。そのイメージにとても近い。期間限定ではあるにせよ、こんなにはやく確保できて良いのだろうか。

・広い空間に接続された小さな空間では、作品に向かうことを強制する。実に良い。午後からさっそく『あぺぽぺ』の制作にとりかかった。まず道の絵を作った。フェルト生地を画像に加工し表現してみたが、シームレスパターンがうまく作れなかった。アナログをシームレス化するのは、いまの自分の技術では難しいそうだ。これは次回以降に挑戦しよう。それから、物語の続きを書いた。これが驚くほど進んで5000字ほどかけた。これだけで1日の成果としては十分です。短い物語であるから、本筋の90%以上は書いた。すべての始まりの小ネタ、といった物語。あとは落ちのない結末と脇道の人物の台詞だけだ。しかし、これが作品になって反応があるだろうか。分からないからこそ出してみたいのであるが。

20080116

・新しいパソコンの性能が良すぎる。もちろん喜ばしいが、制作に関して一点だけ忘れてはいけない注意がある。できあがった作品が遊ばれるのはこのパソコンではない。つまり、調子に乗って重いプログラムを書いて平均的なパソコンで処理落ちしてしまわないよう、気をつける必要がある。

・『あぺぽぺ』あと少しなのに。あと少しでゲームをつくり始められるのにそれがうまく作れない。どうしても使いやすくならない。

・ふたたびクロネコさん手配をし、送るパソコンを梱包。包む箱が新しいパソコンのものなので、衣類などをつめて衝撃を和らげることにしました。その前に、アプリケーションやデータの引継ぎをした。新旧のパソコンが別々になってしまうからだ。今度は古いパソコンが旅に出る。これが結構時間がかかってその時点で外が明るくなってきた。旅立ちの朝という感じがした。

20080113

・アトリエの解約手続きは完了。その手続きと前後してケールのメンバーの一人が、借りれる家を見つけてきてくれた。空き家でだいたい自由に使って良いらしい。ただ、その家で自分が泊り込んで作業してよいかが気になるところ。メンバー自身は良いのだろうけれど、私に対する信頼はないからだ。うっかりミスで火事の可能性はわずかにあるが、故意に損害を与える気はもちろんない。だが、信頼とは簡単かつ即時に成り立つものではないと、身にしみたばかりです。

20090119

※連絡についてのお知らせです。アトリエにパソコンを持ち込んだ関係で、パソコンメールocnアドレスでの連絡が遅れます。土日しかチェックできません。mixiとhotmail、電話、携帯メールは毎日チェックしますので、連絡は以上のどれかでお願いします。また、土日は横浜のアパートにいませんゆえ、抜き打ちで遊びに来ないでください。ま、数ヶ月に1人ぐらいしか来客はありませぬが…。

・昨日、インターネットをしていたら突然再起動がかかって驚く。何かリブート系のウィルスでも踏んだのかもしれない。念のためavastのスキャンを実行したがウィルスは検知されなかった。ノートン先生でないとだめなのだろうか。

・そう思っていたら今日また再起動がかかって、やはりインターネットをしているときであった。そこでインターネットで調べてみるとマイクロソフトのサポートページに“[システムのプロパティ] の [起動と回復] ダイアログ ボックスにある [システム エラー] の下の [自動的に再起動する] チェック ボックスがオンになっている。 ”と書いてあり、確認したところ、チェックが入っていたので、さっそく外しておいた。毒をもって毒を制す。これで直るとよいけれど、そうでなければ、ウィルスに犯されているのかもしれない。

・ケールはまた一人抜けた。残り3人だ。自分がリーダーをやっているからしかたがない。時代に反して責任という厳しさを要求する。束縛とは違うつもりだが、息苦しさを感じるだろうし、楽しくないし、希望が感じられなくなるのも分かる。実際にはこういう原因ではないが、これらが底をはっているのは、間違いないだろう。向きあうということは逃げれないとイコールで、疲れるし、人を遠ざける効果がある。豊かさの時代にあって陳腐な要求である。私はこうやって大切な人から逃げられている。今後もおおむねその傾向だろう。ネガティブに言っているのではない。例外には期待しています。

・だが、本当に楽しむには、希望を見出すには、こうするしかない。冗談ではなく、そう私は思っている。そこそこに快適で、そこそこに楽しくても満足できない。すぐ手に入るものでは、退屈でつまらなくなるのは目に見えている。心の底から何かを得たいと思えば、厳しさや辛さを避けられない。もちろんそれだけではない。喜怒哀楽のすべてを要求する。自由と不自由を要求する。厳しさと優しさを要求する。マラソンを例に出せばありきたり過ぎて伝わらないだろう。要約することや簡単なイメージに逃げることは、役に立たないどころか害悪だ。

・結局のところ、ケールはどういう存在なのだろう。私がリーダーになった時点で、方向が変わったのだろう。単にわいわいと楽しい集まりではなくなった。それが良いことか悪いことかは分からない。ただ私の意思であったように思える。たとえば『ビジョナリーカンパニー2』では、組織を作るとき最初にすべきことは人を選ぶことである、と書かれている(ちなみにその次に組織の目的を選ぶ、と書いてある)。私は人は選べないから、その条件は無視した。そのときのメンバーという条件だけを条件にした。それがどうだ。何年もかかって、私は人を選んでいたのではないだろうか。条件は個々の才能や技能ではなかった。意志だけであった。広い家に一人でいる。そういうことを考えた。

20080115

・独自にこしらえたデータ記述言語をシナリオスクリプトと連動させた。これで物語の中からデータを生み出せる。どちらも単品ではできていたけど、ようやく橋がかけられた。プログラムによる足場作りはもう少しだ。残りはこれらをゲームをプレイするぐらいに自由に簡単に生み出せるような操作を作りだすことだ。これで物語をゲームに閉じ込める作業が開始できる。必要なデータの体さえ変わらなければ、見た目はパラメータにしたがって後からいくらでも調整や拡張が可能であるからだ。

・近頃音楽はメロコアを聞きます。高校生の時に好きで、プログラマになる前にはうるさくてもう聞かないと思ったけれど、一周したのか、高校生に戻ったのか、勢いがあってさわやかで無意味に楽しい音楽が合う。ただ、少し違うなと思うのは、高校生の時はエネルギーの発散させるための音楽で、今は反対にエネルギーを注入するための音楽になっているところ。体や精神がエネルギーを欲しているのだと思います。老化のような老化でないような…。

・2番目のアトリエも良い感じに話が進んでいる。先週末に見学のチャンスがあったが、まだ片付いていないとのことで、今週末に延期になった。待ち遠しいし、その間に話があらぬほうへ進むかもしれない。よって、最後の最後まで気が抜けないし、また、借り手が見つかったら即時に退去しなければならないという条件がついている。だが、それでも可能性がある。さっそく家のパソコンの1台を郵送しよう。別の空間で作業をしてみたい気持ちがどんどん高まっている。

2009/01/04(お正月)

・私にとってお風呂に入るのはお正月だけ。 新聞をゆっくり見るのもお正月だけ。 テレビをみるのもお正月だけ。 家族とゆっくり話せるのもお正月だけ。 猫と戯れれるのもお正月だけです。 ただの冬休みであったころとは違う、 特別な数日間です。 テレビは両親が色々と録画してくれていたのを色々みた。 M1や日本放送協会のドキュメンタリーなど。 お笑いが多めで落語をはじめてみました。 立川談志さんのもの。 昔の概念が多くて理解できるものは少なかったけど、 表情やしぐさを見ているだけで面白い。 体ひとつ、 ひとりで、 よくここまで表現できるものだ。 とても刺激を受けた。 若いときのも見たけど、 老いた談志の方が情緒にあふれていて断然好きでした。 『芝浜』が唯一、 話が分かりやすくて、 落語として見れた。 『芝浜』のおっかさんみたいな人と一緒になって幸せにしたいけれど、 そのような女性は絶滅しているだろう。 均等になってきたし、 忍耐力を要求されない時代になってきているからだ。 忍耐の必要がないのに忍耐する人など滅多にいないだろう。 おおらかでたくましい。 よき母でよき女。 かつて世界で一番優れた女性たちかもしれない。 好きです。

2009/01/05

・アトリエ見学。 思っていたほどの圧倒的な広さではなかったけれど、 十分な空間。 一面の白。 だいたい事前情報の通りで、 ひとめで気に入りました。 すでに契約するつもりであったけど。 イメージトレーニングもしてきた。 すなわち妄想ですけれど。 家主さんと話をする。 とても良い人で安心しました。 敬語は完璧でないけど、 思いやりの気持ちが伝わるから問題ない、 と言った感覚が近いコミュニケーションでした。 自分と似ているのかも。 私の場合は、 遠慮がなくて、 飛んで火にいる夏の虫ですが…。 駅から近いゆえの振動もたいしたことなくて、 プログラミングはもちろん、 ミシン作業なども問題なさそう。

・もう1組入居者候補がいると聞いて驚く。 共同アトリエになるということだ。 自分の方が先約であるし、 一旦締め切られていたので、 人によっては断ろうかと思っていたけれど、 会ってみてこれまた良い人物だったから、 問題なく共同で使うことにした。 一緒にやろう。 最近の若者、 大学生は、 本当に礼儀正しいし、 平和的だなあと接してみて思いを強くした。 もっとも、 一度のコミュニケーションで心のすべてを知るほど私は長けていない。 でも、 だからと言って、 わざと否定的な印象を持っておくのも間違っているよね。

・見学会がスムーズに終わったのもつかの間、 見学会に参加できなかったceleのメンバーがアトリエに住み込みたいと言うので、 もう一度交渉再開。 良い返事だと良いけれど。 そのメンバーが強く意思表示するのは珍しいから、 できれば要望が届くとうれしいです。 何とか応えてあげたい。 仲間が制作に打ち込めるように。 作品を完成できるように。

・まだ自らがろくに作品を作っていないのに、 見守る視点になっていて危機を抱く。 だけど嫌いじゃない。 では、 これでいいのかな。 そして、 もう5年したらその傾向がさらに加速している予感がある。 つまり、 作るのに専念できるのは今だけかもしれないということだ。 もう専念できていないのかもしれない。 もちろん、 結果を残したいし、 残さねばお墓の中で後悔するよ。

・早くも、 自分の能力/容量を上回る、 今年の仕事/私事が用意されてしまった。 恋人とか新家族とかは入り込む余地がないように感じられる。 ではこれをがんばろう。 時間と空間と自らをコントロールして、 無事に鮮やかに正面から突破してみせよう。 格好つけすぎて階段から転げ落ちないように。

2009/01/08

・アトリエが諸事情で使えなくなってしまった。文字通り急な話、展開であった。 理由は詳しく書かないが、 とても残念だ。 振り込んだ家賃と配送したパソコンはユーターン。 とくに買ったばかりの優秀なパソコンには、 長旅ばかりさせて申し訳ない気持ちだ。 明日の夜乗り込んで週末はめちゃくちゃ制作してやろうと意気込んでいたのでショックと損失は大きい。 金額に直すと給料の数ヶ月分ぐらいにはなりそうだ。 だがしかし、 罪を憎んで人は憎まずという言葉を思い、 交渉していた方はとても印象の良い方であったので、 運が悪かったと嘆くしかない。 おそらくは、 事を隠密に進めればそのまま使えただろう。 しかし、 悪事を働いて成功するよりは、 堂々と失敗したい。 実際に使い始めてから追い出されるよりかは良い結果であったと思う。

・一番まずいのは、 ここで落ち込んで制作の手が止まってしまうことだと理解している。 こういうときこそ、 自分の強さを発揮する機会で(見せる人はいないが)、 また、鍛える機会でもある。 こんなことはいくらでもあるし、 自分ならこの程度のミスはいくらでもする。 ミスを恐れて不能に陥るよりは、 ショックが訪れる方が好みだ。 よって、 問題ない、 でなければいけないぐらいの出来事である。

・豊かであった人間関係が事務的になっていくのは寂しい。 特に誰も悪くないからね。 未来に対して運命という言葉を使うことは無いけれど、 こういうできごとを振り返ってみると、 運命という感じがします。

2009/01/07

・新しいパソコンにFlash/AS3の環境をセット。 celeのウェブサイト用です。 アトリエだとcele仲間と一緒に制作できる機会が増えるはずなので、 3ヶ月の間に公開できるところまで作りたいです。 『あぺぽぺ』もこの期間で完成させたいし、 仕事も佳境に入っていくし、 やることがたくさんあるようです。 体力と精神をバランスよく発揮/支配しないと上手く行きそうにありません。 ともかく、 セットアップはあらかた済んだはずです。 新旧2台が同じ場所にあるうちにやっておきたかった。 そして、 明日の朝にクロネコさんがきて、 新しいパソコンはアトリエに運ばれていきます。 2台が同時操作は3ヶ月後になりそうです。

・おそらく自分がせっかちなのだろうが、 けっこうみんな返事遅いと感じる。 期待する速度で返事をくれるのは、 いま関わり合いのある人間のうち10%ぐらいだろうか。 まあ、 早すぎてもびっくりしてしまうのであるが。 それほどみんな遅い。 しばしば自分を含む。 おそらく、 一旦保留しているのが原因だと思う。 慎重を期する内容でない限りその場で返答したほうが、 ささいな問題に何度も時間を使わなくて済むから、 できるだけそうした方が良い。 携帯電話が想像しやすいけど、 時間割り込みが頻繁に起こる社会だから、 仕方ないといえば仕方ないけど、 ここらへんを気をつけるだけで有効な時間の絶対量がかなり違ってくると思います。 積もると差がつくよ。

・話を戻すと、 住み込みの要望に関する返事もいまだ来ず。 重要な問題だし、 そんなに複雑な問題でもないから、 できれば早く返事が欲しいところ。 特に時間を開ける必要もなさそうに思えるけど、 きっと相談しているのだろう。 企業でも大きなところはここで時間を食う。 仕事はときに不回避だが、 せめてプライベートは足軽でいたいと思います。 尻軽は誤用。

2009/01/10

・静かなパソコンで作業をする。 空間が無音である。 ある空間にぽつんと1人置かれた状況。 これは集中できる。こういう空間がほしかったのだ。今の部屋でもパソコンひとつでここまで変化するとは。 やる気も断然でてきました。 体と空間と時間を整えることでもっと良くなりそうだ。 『あぺぽぺ』は少し停滞していたけれど、 再開だ。 改めて物語を少し書く。 ワイドモニターが来たのでワイドモニターにも対応させることにした。 ワイドモニターに対応させる方法について、ネットを調べると、 プログラミングで対応する情報がとても少ない。 もしくは、 私の知識、 能力が不足しているせいで見つからないのかもしれない。 グラフィックカードで対応できるのもあるけど、私の作品はそのような操作を苦にしない人だけが対象ではない。だから作り手側であらかじめ対応しておきたい。

・しばらくさがして、 新坂さんの『アスペクト比を固定したまま画面を拡大するツール』を発見、 使わせていただく。 最終的にはこれでうまく行ったが、 すぐには動かなかった。 しかも、 DLLであったので、 どういうしくみかまったく分からない。 幸い、 新坂氏が自ら解説してくださっているページを発見。 どうやらDXUTがDirect3DCreate9()を分捕っていて、アドレスがうまくフックできていなかった模様。 おそらく解説ページを読まなければ解決できなかっただろう。 コンピュータの低レベルな部分にアクセスして自由自在に扱うプログラムは自分には全然組めない。 新年早々、 未熟すぎて泣けてきます。

・taishinさんが音を作ってくれているので、 もっと音を生かした作品にしたいと思って音回りも調べはじめました。 しかし、 いかんせん、 音が波のデータ、 すなわち波形データの集まりでなりたっていて、 それらは数値の集まりである、 というぐらいしか知識が無い。 仕事では普通に音を鳴らしているけど、 しくみをまったく知らずして鳴らしているのである。 恐ろしい。

・まず、 音に反応して絵を動かしたいと思った。 リアルタイムに音のデータが取れればできそうだが、 その方法が分からず、 可能かどうかも分からなかった。 とっかかりもなく、 手詰まりになり、 mixiで質問させていただいた。 丁寧な回答とおろかな質問をなんどか往復させて、 できそうだと判断。 できないわけがないと思っていたけど、 知識と理解がないから、 まったく自信がなかったです。 教えてくれた方のおかげで道が見えてきました。 また、 その方の作成されたツールと、 ありがたいことにそのソースコードまで見せてもらった。 ああ、 レベルが全然違うな、 という印象。 コーディング速度が違うとひとめで分かりました。 ばりばり作れる人なのだろう。

・そして数学臭がぷんぷんしました。 これはプログラムというより計算式だ(コンピュータにおけるプログラムは計算そのものですよ)。 数値が小説家にとっての文章や、 画家にとっての絵みたいにイメージできるのだろう。 数学に関しては、 赤ちゃんと巨人ぐらいの差を感じた。 mixiで私の紹介文に数学ができると書いてくれた方がいて、 うれしいけど、 とても恥ずかしい気持ちではないか。 でも彼女には私は数学ができるように見えるのだろう。 それもまた間違ってはいない。 何で人間と人間はこんなに違うのだろう。 面白いよね。

・『あぺぽぺ』は音と文が中心になりそうです。

・それにしても日記って簡単に書けるから、つい書きすぎてしまう。 自分が体験したり思ったことだから当たり前であろうか。 ほとんど手が止まらない。 このくらいの速度で小説やシナリオが書けて、 面白ければ、 プロとして飯が食えるのだろう。

2009/01/06

・アトリエの家賃を振り込む。 住み込みはどうなるか分からないけれど、 アトリエを使うのは正式に決定しました。 必要な準備がいくつかありそうだから、 ピックアップして手早く片付けていく。 3ヶ月の期間限定だから、 入居と同時に制作開始するくらいじゃないとね。 元celeのメンバーの部屋に置いてあるceleの作品も、 元メンバーが引っ越すようなので、 この際引き上げておこう。 他にも、 冷蔵庫やコンポの大物もある。 運ぶなり処分するなりが必要だ。 持ってくのは楽だけど、 引き上げるのはなんだか面倒に感じるのは、 そんなものなのかな。 散らかすよりしまうほうが面倒くさいのと一緒であろう。 自分自身は、 クロネコさんにお願いせねばならないのは、 パソコンぐらいしかなさそうだ。 これはエコと言えるだろうか。 あとはノートとペンがあれば十分。 ああそうだ。 週末泊り込むのだから歯磨きセットとか着替えもいる。

合宿みたいな感じでとても楽しい。 新しい土地も味わえる。 こういうお金の使い方が自分には合っているのだろう。

2009/01/09

・新しいパソコンにはVC++2008 Expressをインストールしたので、 古いほうにもインストール。 わずかにエラーもあったが無事解決。 VC++2005 ExpressのときはDirectXを使ってゲーム開発するのにいくつか手順が要った記憶があるが、 VC++2008ではそのような問題はなかった。 簡単で良いです。 ディレクトリのパスを通すだけ。 悪くなったところはなさそうだし、 会社ではVC++2005(当たり前だがExpressではない)でを使っているけど操作の違いでとまどることも少なさそうだ。 コンパイル時間も短くなった気がする(気のせいかも)。

・改めてアトリエ探しをしよう。 celeのみんなにも協力してもらうことにした。 良い場所が見つかるとよいけれど。 引越ししたい気持ちも出てきた。 少なくても『あぺぽぺ』ができるまではしないと思うけれど。

20090101+α

・あけましておめでとうございます。 実家と呼ばれる極楽地に行っておりました。 猫が三匹に、 盛大な料理、 両親親戚とのだんらん、 オードリーと、 さまざまな接待、 サービスを受けて、 毎日酔っ払い続けふぬけになっておりました。 しかも、 携帯の充電器を忘れたり、 年賀状も書いていなかったりなど、 いきなりご迷惑をおかけしております。 乗車率140%の新幹線にて4時間超の苦行を敢行し、 ようやく現実へと帰ってきたところです。 メールでの挨拶は今から大慌てで順次行ってまいります。 年賀におきましては、 手紙という形で返させていただこうと思っております。 どうかお許しくださいませ。 新しい住所から素敵な名前をつけられたはがきもありました。

・さて、 今年ですが、 『あぺぽぺ』の完成に、 celeの反撃、 新しい仕事に、 もしかしたらあるかもしれない新しい出会いと、 楽しみと課題がたくさんある一年です。 1月の頭から色々と全開でぶっちぎります。 そしてなぜか、 新年の挨拶に、 「良いお年を!」と言ってしまう癖があるようです。 そうではなくて、 今年一年もよろしくおねがいします。 健康で楽しい一年にしましょう!