2009/05/27

・一週間に一日も日記を書く時間が取れないのは、あまり良い状況ではないです。日々の経験や感触を新鮮なうちに根付かせる機会を、時間を取れていないということだ。自分の意志で、意図でそうしているのならともかく、外部の要因が半分ぐらいあるから、調子も良くないです。体調は普通ぐらいですが…。もっと時間を上手に使わないといけません。時間を得るにはおそらく集中が必要だ。集中によって稼いだ時間を他に割り当てることができる。集中ができていないから、時間を稼げず、時間が得られなくてさらに不満になるという悪循環だろう。過去に幾度となく経験していることではあるが、またしても同じ状況である。それはもちろん、過去よりは少しは成果は多く産み出しています。悪いなりに成果、結果を出せるのは良いことです。でもこれではまだ足りない。だから、過去の同じ状況のときと同様、状況をよりよいものにするための努力を怠らないこと。最初に大事なのは、くじけないこと。最低でも普段どおりに振舞うこと。

2009/05/19

・約一ヶ月に仕事が段落する。仕事も正念場であるが、そろそろ終わったあとの休暇の構想を練らなければ。

・情熱と発想、それに時間をたっぷりもって、なおかつ地道に制作できる仲間と一緒に作り続ける日々はどんなにか楽しいだろう。そういう空間を作るのがひとつの大きな目標だ。

2009/05/12

・文字91字。残り僅か。閉店セールでもしたくなった。

2009/05/17

・体に問うてみて、制作も行わない休みにした。1ヶ月ぶりぐらいだろうか。友人に借りて今頃プレイしているが、『街』が非常に面白い。しかし、このゲームどれだけ資源使っているんだ。プログラムはひとりで十分だが、脚本、写真、撮影、役者、衣装、小道具…映画とほとんど変わらないぐらいの、いや、複数視点によるからそれ以上かもしれない。ゲームと映画の制作費の相場は比べられぬが、よほど売り上げないと赤になるという話は納得できる。作ってみたいが、あまりの膨大さにめまいがする。とは言え、友人知人を全員集めれば、ひととおりできなくもないな、と思ってしまった。

・良くできたゲームを遊ぶとゲームにしか表現できないものはあると確認できる。反対に言うと、そういうゲームが優れている。ああ、やはりゲームはいいよ。

・以前遊んで続編を楽しみにしている『探し屋トーコ』は素敵なフリーゲームだが、『街』と似ているなと思った。もし『街』を知っていたとして、どうせならザッピングとティップスも採用すれば面白いかもしれない。それをノベルツクールで表現できればだが。できないのなら、ここで、自作プログラムの出番だろう。プログラマとしてこの方向性を極めるのは面白そうだ。データ構造の妙というべきもの。『街』をプレイしていても、どうしてもデータ構造を想像してしまうし、恐ろしいほどシンプルな形で強力なゲームシステムを構築している。プログラムとは何も見栄えを作るためだけにあるのではない。画面系や描画周りを担当しているとそのような勘違いをしがち。システムの中枢部分を作る楽しさ。そしてそれらが生き物のように絡み合い、関連しあう楽しさ。

2009/05/13

・60字。漢字が終わった。あとはカタカナが80字ほど。カタカナは無機質で抽象的な文句で行きたい。横になってイベント生成ツールの設計を練ろう。その前にイベントデータの設計であるな。ある程度固まれば週末に実装に取りかかれる。

2009/05/11

・母の日であったのを忘れていて、母に電話した。元気であれば他は良いのです。妹もありがとう。

・サイバーな夢を見たのは久しぶりだ。時間さえ許せば書きとめたのだが。

・昨日、歩いていると、システムの形が思い浮かんできて、これで納得できそうな気がした。なあんだ、どこかで見たことあるものの組み合わせであったよ。残るは物語や台詞となった。すでに書いてみたものと、やり直すとした場合の新しい案も作ってみたけれど、もうひとつ押し上げるものが欲しい。

2009/05/10

・文字50。最初のころと比べて質が上がっているのか下がっているのか。『あぺぽぺ』は空間エディタの基本部分を実装。空間エディタと書くと3Dのイメージだが、2Dです。3Dは2Dができてから、すなわち次回作以降です。それから画像エディタも更新。色に困らなくなったはず。この次点で寝るべき時間になったが、あと少しだけと思って、文字をもう50字。この土日に立てた目標は80%達成できた。自分にしては十分だろう。8割を続けていけば、完成に届くはず。

2009/05/09

・『あぺぽぺ』が『ノラや』状態になっている。あらゆるところへ侵食している。

・ホームセンターで買い物をしてみて、パソコンにキータイプしているだけで、ここにある品物のほとんどを自由に手にとって購入できるのはすごいことだと思った。今の日本、捨てたものじゃないよ。それどころか良いよ。もっと自由な時間が多ければ良いとは思うけれど。すごく乱暴に評価するならば、世の中に対する不満の量は、どんな仕事に就いているかと、そばにどんな人間がいてくれるか(家族、恋人、友人)でほとんど決まるように思う。

・『あぺぽぺ』は空間生成ツールに着手。先週間に合わなかったものだけど、今日と明日で何とかしたいです。3時間で目処は立った。『node garden』みたいにできる。

2009/05/08

・もじ80字ほど。ひらがなにとうとうてをつけた。移動中に電車の中で記入などしていたら、いつの間にか残りも400。たくさんあると思ったけど、何かさびしい気持ち。とは言え、仲間Yが早くぜんぶくれというので、あと10日ぐらいですべて終わらせましょう。どにちで200字は記入するつもりです。

・プログラムの速度についてとても大きな勘違いをしていた。変数を宣言することは、機械からしてみれば重労働なのだろう。変数を家と見立てれば、変数の宣言は家を建てることに他ならない。私は家を建てる労働が発生するのは、自分で家を建てた(※1)ときだけだと思っていたが、人に家を建ててもらう場合だって同じように(自分ではない誰かが)、家を建てるのだ。よほどのプロではない限り、自分で建てる方が時間がかかりそうだが、それでも家を建てるコストが発生するのに変わりない。私が犯し続けたミスは、百軒の家を撮影しようとして、ループの中で延々と変数を宣言していたことだ。ループの数だけ家を建てていた。そう思えば、かなりの労働だと容易に想像がつく。ループの外で変数を宣言すれば、ひとつの家で済む。もちろん、家の内装自体は毎回変化しうるが、少なくても土地探しは気にする必要はない。整地などのコストはあるだろうが。ちなみにループの中で変数を宣言するのは必ずしも悪いことではない。なぜなら、その様子を外側から見られないで済む。だが、この場合は、こっそりと家を見られないように撮影しようとしたばかりに…とてつもない労働が発生したというわけだ。ひとつの条件にこだわりすぎるとこのような失敗が起こる。

※1 C++だとnewにあたる

2009/05/07

・この7日間、日記を断片すら書いていなかった。いままでと比べて特別に忙しいわけではないはずだが…。日記以外には結構書いている。メール、メモ、プログラムなど。

・『あぺぽぺ』を手伝ってくれている仲間のことをもっと知りたい、交換できるものを交換したいと思って、この1週間は仲間の展示やライブに顔を出した。3人が3様の表情、感性、思考、可能性を見せてくれた。深度をあらためて感じた。だからまだ、もっと、求めたい。掘りたい。交わりたい。よじ登りたい。つたいたい。這いたいし。見ていたい。考えていたい。彼らと私のすべてを結晶化して『あぺぽぺ』という器に閉じ込めてしまいたい。しばらく、この3人以外と接触したくない気持ちがどこかにある。実際はそこまで独占できないし、そもそも生きていけないのだが。

・時間を大量に確保できるのは約1ヶ月先になる。それまでにしておくべきことはなんだろうか。そう、そのときに何を作るかを決めておくべきだ。『あぺぽぺ』の中心的な姿形ついて考える毎日だ。泊まりに行ったり、泊まりに着てもらったりで、少し無理をしたのもあるが、眠れなくても布団に入って、疲れを取るのと、純粋に考える時間、頭の中で想像を泳がせる時間を多めにとるようにしている。そうすると、『あぺぽぺ』の副産物的なアイデアがたくさん浮かんでしまった。ジャンルで言うと、RPGやアクション、レースです。いつか作ってみたいアイデアだけど、それらは『あぺぽぺ』そのものではない。そのものはおそらく、紙芝居、小説、舞台、といったゲーム性がほとんどないものだ。さて、何もないのだから、粛々と世界を作り続ければ良いのかもしれないが、何かまだ足りていない気がしている。まだ娯楽にするのか、芸術にするのかで迷っているのかもしれない。100%偏るのは有り得ないから、とにかく言葉を綴っていくのも解のひとつだろう。呑気と言うか、悠長だ。同じ意味の言葉を2つ並べてしまった。そんな自分の態度に驚き呆れる。それでもまだ、制作を手伝ってくれる仲間の作業をサポートしつつ、会話し、感性を交換し、出来あがってくるものを観察し、そして考え続けていれば、やがて世界の骨格、すなわち作るべきものが突然にその形を現してくれるのではないかと、思っている。それが目に見えないものを主題に掲げる、『あぺぽぺ』の正しい作り方なのではないだろうか。

2009/04/29

・昨夜は零時ぐらいに友人宅について、翌朝7時過ぎまで話しとおした。あぺぽぺの話を軸に、情勢、犯罪、音楽、感性、夢、交換、日常、感情、ゲーム、知識、記憶、制作、などについて話しただろうか。あまりにも多くのことを喋ったので記憶の殆どは脳のどこかの簡単に取り出せない位置に保存されたと思います。覚えておきたい会話ばかりだから、どうか完全に消去しないでほしいと自分自身にお願いする。これが第一部。一端寝て、昼過ぎから第二部。一部に比べてトーンダウンしたが、おそらく会話が次の段階に進んだのだろう。確認的な交換から、模索的な交換へ。リアリティについては上手く説明できなかった。それでもとことん会話に付き合ってくれて嬉しかった。延べ10時間以上は喋った計算になる。あぺぽぺの輪郭がおぼろげのまま共有できたと思います。次は残りの仲間2人も一緒に話がしたいです。

・何も言わずにBGMを作ってくれていたのがすごく嬉しかったが、それについて驚いた私は本当に失礼だった。とても恥ずかしい。仲間の心意気を過小評価していたのだから。