2008/11/01

・『あぺぽぺ』。 オープニングの台詞をプログラムに組み込んでみた。 そこそこ早くメッセージを流してみて、 大体1000字読むのに3分かかった。 ゲームは画面もあるから文字換算では小説より遅いはず。 これが平均だとすると、 20000字で1時間になる。 RPGライクな操作もあるから、 2時間のプレイを想定した場合、 メインシナリオは20000字以内に押さえるのが良さそうだ。 規模の裏がとれて目標が見えてきた。 短くまとめる能力が問われるそうです。

・『ドラクエ8』購入。 発売から4年が経っていました。 感慨深い。 第一印象では、 3Dで移動がめんどくさくて最後まで遊べる気がしなかったのですが、 プレイして3時間程度で慣れてきました。 ドラクエっぽさは残っているなあ。 わたしが年を取ったせいか、 少し子供向けになったような気がします。 メインストーリーが分かりやすさ重視である分、 ディティールを楽しみたい気持ちです。

・とにかくキャラクターグラフィックが気に入ってしまった。 序盤に出てくる「びっくりサタン」のさそうおどりが調子良くて素敵過ぎます。 萌えというのかなこれは。 活きの良い様は、 以前つきあっていた人もきっと好きな動きだろうなと想像。 別れてからも、 ひとりの良く知る人間として、 何かにつけ好きそうとか嫌いそうとか色々当てはめる習慣がまだ残っています。 もちろん彼女に限った話ではなく、 友達や家族全員についての習慣ですが、 割合は元彼女がダントツかもしれない。 付き合っていた期間を思い出すと、 喜ばせるようなことはあまりしていなくて、 それが別れの原因にもなったようだけど、 それなりに好みや趣味を気にしていたのかもしれない。 それが伝わったかどうかは別として。 こういうのって、 新しい出会いがあるまで続くのだろうか。 別れた以上、 未来に対して未練はまったくないけど、 過去の遺産は使いまわしているようです。 女々しいと思われるかもしれないが、 わたしはそうは思いません。 それぐらい考えていただけの話。

・むしろ、 作品をつくるにあたり、 わたしはもっと、 このように特定の誰かを思い浮かべて、 喜ぶだろうか?楽しむだろうか?面白がってもらえるだろうか?と考えなければならない状況だ。 そして、 ターゲットの期待を満たすようなしかけや構成を作らなければならない。 今まで、 そういう当てはめが特定の個人に偏り過ぎていて、 それがマイナーな趣味を育てたのかもしれない。 メジャーが必ずしも良いわけではないし、 食傷気味に感じる人も多いだろうけど、 それでももう少し裾野を広げなければ、 一定の評価として成立しないだろう。 一点一億円の芸術作品ならともかく、 ゲームで評価を得るには、 会社制作だと10万人ぐらいは熱狂的な評価を得るべきだし、 個人制作でも1000人はいないと飯を食えるほどは稼げない。

・「ドラゴンクエスト」のキャラクターって一見王道っぽく見えるけど、 かなり独特なんだと気がついた。 まだ一言で説明できないが、 独自のリアリティを表現できている。 堀井さんと鳥山さんの組み合わせによるものだろう。 洗練されすぎず、 まんまリアルでもないし、 今風というわけでもない。 かわいらしさもあるけど、 毒もちゃんと含んでいる。 やはり独特である。

・特に、 プレイヤーサイドのキャラクターよりも、 NPCとか雑魚モンスターとかがとても気になる。 強引に言えば、 どんなキャラクター(主人公パーティなど)が冒険しても、 この世界さえあればドラクエとして成立するし、 わたしは満足できるように思う。 ドラクエ神話といってよい体系が根づいているのだろう。