2008/12/07

・昨日は外出のない休日だったのに、 ゲーム制作をさぼってしまった。 寒いのと気分が乗らなかったのが原因。 代わりにゲームをしたのですが…。 で、 今日起きてみて、 まだやる気にならなくて困りはてました。 ここに来てどうしてそうなるのか、 理由が見当たりません。 できあがるのを恐れているのか、 昨日に引き続き寒いからか、などなど浮かびました。 それから昨日風呂に入り忘れていたのを思い出し、 とりあえず入っておくかと入ったら、 出てきたとき何故かやる気になっていました。 この様子などからも、 気分というものの不安定さが分かります(自分限定かもしれないです)。柔軟に対応せんとね(広島弁)。

・『あぺぽぺ』はゲーム内の風景を作るところまではできているから、 次は当然、 そこで生活する生き物を登場させたいところです。 実は、 これさえできれば、 ゲーム的世界としては十分だと思っています。 繰り返しますが、 ゲーム性はありません。 ゲーム的世界があるだけです。 でも、 これが自分を表現させるのにちょうど良い器ではないかと思って作っているところです。 ところが、この重要で単純な機能を作り出せない。 作るのをためらってしまう。 そして、 また考え込む。 いったい喋るのは誰なんだ?

・これはどういう疑問なのか、 整理しながら書いてみよう。 私が作ろうとしているゲーム世界はいったいどのようになっているのか。 背景があり、 パラメータがあり、 主人公(プレイヤー)がいる。 それから表示物がたくさんある。 人や物や動物や雲がある。 では、 このうち誰が喋りうるだろうか?人は喋るだろう。 動物も喋っていい。 では雲は喋るだろうか?喋るかもしれない。 むしろ雲と会話してみたい。 素敵なことではないか。 背景?背景も喋って悪くない。 拝啓?なとど洒落を効かせて手紙をよこすかもしれない。 ごめん。 冗談が言いたかったわけじゃなくて、 本当に喋ってしかるべきだと思うんだ。 だから、 「ゲーム世界の構造のどこに台詞データを持たせるか?」ということを考えなければならない。 やはりこのように書きながらだとすっきりする。 書くって素晴らしい効能だ。 つまり、 あらゆるところに持たせられないといけない。 簡単な結論が出た。

・しかし、 機械は頭が悪いので、 あらゆるところなどというのは苦手だ。 もちろん人間もそのような複雑なことは苦手だ。 秩序だてた構造を作ってデータを持たせないと、 機械と作る人間が共に困るので良くない。 それから、 「一方的にメッセージを出せば良いのか?」という問題もある。 絶対いつかは、 晴れの日と雨の日とで雲の台詞を変えたくなるに決まっている。 もちろんプログラムをそのつど書けば実現できるけど、 それは破れた服にセロテープを貼って直すぐらいやっつけ仕事だ。 学芸会でもない限りボロが出る。 だから、 もっとしっかりしたプログラムを書かなければならない。 これが自分にはそこそこ複雑な作業で、 水面下でこんな風に考えていたから、 手が進まなかったのかもしれない。 だとしたら、 その勘は間違っていない、 と書いてみて、 とても言い訳くさくなってしまった。

・結局、 1日使ってちょっとだけ作る。 どこにデータを持たせるかが大枠で決まった。 大きな前進だった。 後は作りつづけるだけ…かは未だ分からない。