2012/06/01

・ひとつのシナリオの執筆(第一稿=最初の版)を1ヶ月で行うという目標を立てた。その前後で、もうひとつ別の物語案が浮かんだ。購入した原作を次回以降に回した段階で、今年あたりから温めて設定やプロットを作ってきたのを当然使うつもりでいた。念のためどちらを書くかの判断をしたら、思いついたばかりの物語の方が書けそうだと思った。まだ人物の設定やプロットもできていないのにだ。不思議だが、よりスラスラ書けそうな気がした。もっとも、一度も想像しなかった類の話や設定ではないので、頭の中では形を作っていたのかもしれない。それで思いつきの物語を、この1ヶ月でゲームの脚本としていれることにした。

・お話にいくつか種類があったとして、自分にとって書きやすいお話があるのかもしれないと思った。

・こうやって、作る目標の物語を頻繁に切り替えることで、設定を考えたりプロットを考えたりするのに慣れてきた。まだ何も物語は完成していないのに、レベルアップした気になっている。できそうだという錯覚か実力か分からないようなものが生まれている。それなりに、完成はしないなりに、取り組み続けてきたのだから。

・チャンスは多くない。ただ、生涯に一つしか作品を作ってはいけない、という話ではない。時間が限られているという話だ。だから、目標にしていたAをやめてBを作って、それからAを作っても良い。そのほうが、Aだけを目標にしていたよりも速く良いものが作れるかもしれない。いまできそうなものを大事する。つまり興味が持てるもので簡単に完成できそうなものをしつこく探して取り組もうと思っている。Aの残り作業時間よりも新規のBのほうが短い時間で完成するならそちらの方が良い(ただし、AもBも物語ゲームであること)。

・1万時間ぐらい取り組んだら、誰でも何でもある程度はできるようになると聞く。サテ物語というあいまいなものに対して自分は今まで何時間ぐらい取り組んできたのだろう。10時間を約3年毎日続けて、1万時間になる。1日平均1時間なら約27年かかる。仕事にしてしまうか、最高優先度の趣味にしないと捻出するのが難しい時間に思える。