2013/12/03

・漫画やゲームを大量に摂取してみると、どうもこれは好きだけどこの方向だと(自分にとって)70点以上にはならないんじゃないか?という作品がある。これは好みの問題で、作品そのものが悪いというわけじゃないと思う。好きではあるが大好きではない。もし、同じ方向のものを作ろうとしたら大好きではないがゆえに、作るのが苦しくなってくるのではないだろうか。作るのにレベルアップが必要な技術が必要ならなおさら苦しいに違いない。これは産みの苦しみとは少し違う苦しみだと思う。言ってみれば必要のない苦しみだ。

・そんな苦しみを味わないためにも、もっと自分の好みを知っていかなければならない。たぶんセンスはないから、能動的に探して把握しなおさなければならない。幸いアタリはついているので、遊びなおしたり読み直したりすればいけそうです。基本的にはこれまでふれたものを中心に、隣接する新しいものを探す。しつこいけど、少し好きではいけなくてとても好きでなければならない。たとえばひとつの物語に10個詰め込めれたらそれだけで自己満足は確保できるようなとても好きな要素。それらの要素を100個見つけ出せたらその中から10個ぐらいを何とか結び付けていく。パズルのように悩むだろう。つじつま合わせ。これができたら何とかならないかなと思っています。桝田省治さんのゲームデザイン論に似ていると思います(ほとんどそのものかもしれない)。

・冬はこたつに入ってしまうので、手を動かす力が減ってしまう。冬眠をする動物がいるくらいの季節です。熊が木の実を集めるように自分も好きなものを集めたり貯えたりしながら春に備えていきます。ひとつ問題なのはゲームに関しては新しくて好きなものがほとんどないことです。