2017/02/13

・1ヶ月の休暇が終わろうとしている。夏が暑い地域の夏休みでいうと8/23ぐらいの感である。残りの休みが終わる前に、いくつかのことをまとめて、今年の流れを設計していきたい。この日記を使って、何をまとめたいかをまとめたい。

・休暇当初の意図は、半分を手帳類、残り半分はゲームづくりにあてようとしてた。しかし、ここまではほとんどすべて手帳類の活動と応答に費やしてしまった。後悔はないけれど、結果としてゲームづくりは遅々として進んでいない。

・今年学んでみたいものの一覧はできてきた。3DCG技術としてのライティング、カメラ。基礎となる数学。応用数学も目をかけたい。これらはゲーム方面の興味になる。ここにきて3Dに興味が出てきたのは不思議だ。手帳類を通して面白さを見出す能力が高まっているのかもしれない。その手帳類では解釈のプロを目指したい。「情報」という概念にも精通しておきたい。アトムとビット、情報設計、複雑系、カオス、オートポイエーシス、自律などの言葉や体系を使いこなしたい。これらは人工知能、あるいは人工生命の方面へと伸びていく気がする。これらを学びながら小さなゲームを多作していきたいという青写真はある(これは以前から持ち続けている考えの更新といえる)。

・そんな青写真を描きつつも、ゲームの形に落とし込めない、という力不足を感じている。気軽に素朴に作ってみる感じに向かえない。ならばどういうものなら完成に向かって動き出せるのか。実装を始めようと思える構想を描き出せるのか。コンパクトさを保たないと走りきる情熱を保ち続けられない。

・こういったことを考えつつゲームづくりが進んでいないのは、人々に「うおーーーーー」とか「わーーーーっ」とか思ってもらうゲームのハードルが高くなったという意識が働いている。どうしても、物語、絵、音、UI、UX、ネットワーク、広告といった要素をすべて兼ね備えたものを出さないと、という強迫観念だ。実際には、個人でうまい作品・商品を作れている人がいる。問題は、今の僕はコンスタントに作って出せるゲーム群を構想できていない、練り上げられていない、ところに行き着く。ゲームづくりに時間を突っ込んだときの流れ・イメージが持てないのだ。何を持って、何だけを備えて、何から作り始めたら良いのか。反対に、何を持たなくて、何を備えてなくて、何を作らなくて良いのか。卵とにわとりのように堂々巡りしている。

・一方で手帳類に関しては、まだ動き続けており、ある意味応答だけしていればプロジェクトが進展していくので非常に楽だ。それにただ流れに身をまかせているだけではなく自分自身が興味を持ち続けて、プライベートや読むこと/書くことへの知識を取り込み続けている。それらの循環が、宇宙の膨張的な運動が手帳類にはまだある。ゲームについても似たような運動、もしくは別の運動を僕の中に作り出さなければならない。それはゲームを作り完成させる以前にあるべき運動であり問題だ。メモとして「小さく動き続けろ」という秘伝をつけたしておく。

・この日記を書いていても、手帳類とゲーム(普段の仕事)という2つの軸が僕の中にできつつある。なんとなく二次元的だ。あわよくば、もうひとつ、ふたつ軸を増やして、三次元、四次元にしていきたいというのが、5年、10年ぐらいの目標になりえる。僕の営みを立体的に、あるいは立体以上に見せたいのだ。それを世界にコミットする。うぬぼれている。

・ここまでで少しはまとまったろうか。作りたいものの判断基準とふるいにかけること書きたいのだった。我に帰って確認すると、どちらもまだ書けていない気がする。また後でここまで書いたものを見ながら続きを書いていきたい。