2008/04/15

・よく弁髪にできたね、 と言われたが、 これがまさに現在の自分の方針そのものだ。 すなわち、 見た目を気にしないから、 見た目を遊べる。 見た目の評価は、 自分の評価全体において、 誤差程度のものであると考えている。 そのように考えている人間は多く見られるが、 そこで、 まるっきり注意を払わないタイプと、 ではその誤差を楽しんでしまえ、 というこれまた誤差程度のスタンスの違いがある。 私は後者に属する。 よって、 見た目でマイナスが生じても、 たいした問題ではない。 どちらかというと、 マイナスさえも0より嬉しい。 誤差を大事にするタイプだ。 マイナスがある状態は、 案外プラスもあったりするわけで、 そのプラスは馬鹿にならない。 符号などは掛け算をすると極簡単に変わる。

・コミュニケーションが生まれるのが、 特に大きい。 遊んだ見た目なら、 会話のネタになる。 もともとの顔が不細工なのは、 会話のネタにしにくいが、 不細工なファッションはネタにしやすく、 これは対照的だ。 先天的か後天的かという違いだ(では、 先天的にセンスがなかったらどうなるだろう・・・脱線)。

・容姿のコンプレックスが落ち着いて、 ファッション(見た目)はネタになって何ぼだと考えるようになった。 その考え方はわたしにとても良い影響を与えている。 例えば、 お弁当を買いに行って、 弁当屋のおばさんと一言二言会話をする。 内容はたわいもない。 しかし、 こういうちょっとしたコミュニケーションが私の気分を整えてくれる。 一日の調子が上がって、 その後の作業もはかどる。 こもり続けてエネルギーを増大させていくのが得意な人間もいるし、 私もそうだと思っていたが、 自己予想よりも感情的で社会的な人間だった。 口下手な私がそれを分かるのに、 ネタのあるファッションは大いに役立った。 コミュニケーションが下手で、 向上したいのなら、 こうやって相手にコミュニケーションを仕向けさせるのも、 ひとつの方法だ。