2008/07/20

・連休であったし、 気分転換もしたかったので、 研究がてらといいつつ、 vectorでアドベンチャーゲームを漁っています。 『消火栓』は最初、 甘酸っぱい系の薄っぺらい学園モノかと思いきや、 設定が巧みなのか、 引き込まれていった。 シナリオも軽すぎると思ったけど、 それがゲームプレイにテンポのよさを与えていた。 マークシステムもアイデアは面白かったし、 不完全さが見える分、 真似してみたくなった。

・引き込まれるぐらいに気がついたのだけど、 このゲーム、 キャラ絵がない。 ああ、 絵がなくても引き込めるんだ、 すごいなあと感心した。

・ネットの掲示板だと、 このゲームすらシェアウェアには足りない、 みたいな記述があって、 ちょっと冗談はやめてくれよと思った(もっとも私も無料でプレイしているわけだが)。 無料で遊べるのとお金を払わないのがイコールのなのが、 個人制作を考えたときに障害だ。 無料で遊んでみて、 面白かったらお金を払えば、 またそういう精神文化がもう少し広まってくれたら良いのになあ。 少なくても、 良い作品に対してはお金が支払われるわけだ。

・基本的に現代に通っているお金の使われ方が気に入らない。 生活にどうしても必要なもの、 広告が強くて目に入ってくるもの、 たくみなアピールや手口で半ば騙すようにお金を払わせるようなもの、 ぐらいで一般庶民のお金がほとんど使われている。 気持ちよくお金を使える対象が多いのが、 より豊かな世界だと思う。 作品のできの良し悪しの他に、さらに売り方や宣伝方法もこだわってみたいなあと思うわけです。 奇をてらわない程度にすっと納得できて、 かつ気持ちよくお金を払ってもらえるような方法を探したい。 誠実さが鍵だろう。