2008/10/04

・舞台が面白いのは、 非インタラクティブ性で、 全てを把握しきれないところだ。 観客は舞台を自由に再生停止できないし、 進行中に客席から移動して好きな位置から眺めることもできない。 すなわち舞台を操作できない。 A、 B、 Cの三人の登場人物がそれぞれの演技をしているとき、 AとBとCの全てをじっくり鑑賞したくても、 それはできない。 ここで選択と緊張が生まれる。 色んなものが同時進行していくと、 論理で全てを追いかけるわけにはいかなくなって、 感覚で味わうのが普通だ。 もちろん、 論理的に眺めているうちは、 (それが好きな人は除いて)感情移入ができてないわけで、 満足していない。 にんにんさんが言うように、 エンターテイメントの満足度がどれだけ感情を揺さぶられたかであるならば、 舞台の同時進行性はひとつの鍵になりそうだ。 映画がたくみに場面転換するのも、 同時進行性を出すためだろう。

・感動。 特別な言葉に聞こえるが、 何のことは無い。 感情が動いた。 それだけのことかもしれない。 だから、 感動しました!と言ったり聞いたりしても、 大げさに反応すべきではないのかも。 もっとも、 この論理で行けば、 スーパーでおばちゃんに順番待ちを割り込まれると感動できる。

・今日は何も上手くいっていない。 寝てしまったのが最大の失敗だ。 ちょっと隙を見せると寝てしまう、 弱い自分をどうしたものか。 ここから、 1日の成果を収めようとするならば、 挽回するしかないが、 挽回は順調の何倍もエネルギーがいる。 悔しさというエネルギーが補填はされるが、 こんな方法が正しいはずがない。