2009/03/01

展示は3月8日まで。最終日は撤収もかねて自分も居ます。

・おや。年がひとつ増えてしまったようだ。そういえば、昨日一緒にリトルベルゲンでお祝いをしたのだったっけ。ケーキを買って、お客様と一緒に食べました。夜は元ケールの2人も遊びに来てくれて、プレゼントまでいただいた。ハッピーバースデーと書かれたケーキの帽子と、ムックの毛糸のパンツだよ。去年も下着であった。さて、この連続記録をどこまで伸ばせるか。実家を離れて、もう二度と誕生日を祝われることはないと自然に思っていたけれど、温かい仲間ができて祝ってくださる。最初は恥ずかしかったけど、今は楽しめています。申し訳ない気持ちは相変わらず。私自身が甲斐性もなければ、プレゼント選びも得意じゃない。だから、せめて、別のことで恩返ししようと思っているよ。それで許して貰えるだろうか。

・昨日はそのままリトルベルゲンに宿泊。マスター、ご迷惑をおかけいたしました。そのまま店の営業開始時間である夕方まで居座って、閉められたカフェの中で1人読書をした。これは幸せな時間だった。昨日とは好対照で空間を独り占めした。店のCDプレイヤーが壊れていたのか、鳴らなかったので、店の外を通る人々をBGMにした。この辺りを通る人は賑やかで老若男女さまざまな声が交じり合う。楽しそうな声が多いのが下北沢らしい。

・夕方、店がオープンし、マスターが到着。結局一度も使わなかった店の鍵をお返しし、夕食をいただく。お金を払うことをマスターは気になさっていたけれど、自分は好きな人やサービスにお金を払いたい。反対に言うと、そうではないものにはあまりお金を払いたくない。よって、どうか気にしないでいただければ嬉しい。もともとお金は価値を交換するためにある。ごく普通の考えであるけれど、少し説明がいるのが不思議だ。みんな一体何にお金を払っているのだろう。お金の行き先を想像しないのだろうか。

・常連のお客さんがいらして、作品を見ていただいた。お二人とも人生の大先輩で、若輩者の作品なぞ興味はないかもしれぬと思ったものの、丁寧に見てくださって嬉しかった。感想も書いていただけたようなので、展示が終わってからゆっくりと読ませていただきます。ありがとうございました(ここはたぶん見られないかと思いますが…)。ここに来る人は平和な人が多いよ、という話もしたけれど、本当にその通りだと思った。

・世田谷に戻って、パソコンに触れてみると、誕生日を祝うメッセージがたくさん届いていた。まったく予想していなかったのですごく嬉しい。こんなに嬉しいことだらけで良いのだろうか。少しいただきすぎている気がする。このブログが少しでもお返しになると良いけれど…。アメリカのカリフォルニア、トルコのアンタルヤ、日本の名古屋、そして広島。遠いからこそ、有難さと嬉しさが届くのです。