2009/11/16

・いつもどおり、『あぺぽぺ』から。制作は順調に進んでいます。とてもゆっくりだけれど、でも、できあがるものの予想が付き始めて、着地しようとしている。ただ、まだまだ時間はかかりそうだから、あまり焦らずに、歩みを止めずに。ルームメイトが卒制に本格的に取りかかったので、1ヶ月ぐらいは、絵の更新もない。あってもおまけ程度だろう。だから、絵以外の部分を整えつつ、物語も準備して、復帰に備えていようと思っています。物語は他のパートと合わせながら書きたいと思っていたのもあるけど、全部そうやっていたら、時間的にも負担的にもまずいのを悟った。たぶん、今書いていることも、以前の日記に何度も書いていることの繰り返しだろう。それを腹立たしく感じてもいたけれど、大事なことは繰り返しても良いんだと腹をくくった。少しずつ染み込ませていければ良いと思っている。

・『あぺぽぺ』の物語は、町の人の会話と、イベントのような長い会話でできているが、それぞれ合計したら、割合は半分半分ぐらいだろうか。先月までは町の人との会話を書いていたが、全体が明らかになっておらず伝わりにくい部分もあったので、今はイベントの会話を書いています。それらを書きながら、会話のところどころに、あるいは会話の結果によって、どのような演出を入れたら良いか、という部分に焦点が当てられている。会話が増えていくについれ、自然と演出が浮かび上がっていけば良いと思っている。

・後はプログラムの整理。『あぺぽぺ』の全体構造。部分部分の構造と、構造同士の関連。それらが正しく記述されていないと、気持ちが悪い。たとえ動作は同じに見えても、今後絶対おかしくなるに決まっている。すなわち、できあがるものに大きな影響を持つ。だから、気持ちが悪い以上、新しく作れなくても、修正を加える。プロトタイプを簡単に作って、ささっとテストして、面白さを確認する、という優れた手法とはまるで反対だけど、『あぺぽぺ』に関してはどうしてもそうはできない。未来に考えが変わることはありうるものの。構造の、正しさ、堅牢さ、単純さ、多態さと言ったものは、必ずできあがるもののクオリティ、リアリティ、ビューティと言ったものとして現れると信じている。