2007/11/27

まともに作業したのは6時間ほどか。 休日1日あたりにしては足りないかもしれないが、 持続可能であるのが第一だ。

FlashDevelopがデバッグ機能を備えていないことを知るのに2時間は費やした(バージョンは3.0.0 Beta4)。 バグを出さずにゲームを作りきることなど、 特に自分にはありえないので、 デバッグはとても重要だ。 Trace(文字列出力)ぐらいしかない。 入力支援が十分でコーディング環境としては申し分ないだけに残念だった。 そもそもフリーの環境にどこまで贅沢を言うのかと思う。 必要だからいずれ実装されるのではないかと期待する。

残念とは言ったがそれでもFD(きっと略してもフロッピーディスクとは間違えられない)を使う。 デバッグだけ別にできればよい。 幸いFDからプロジェクトへのパスが通ったコマンドプロンプトを直接呼べる。 いちいちコマンドを入力せねばならず、 少々手間のかかる方法にはなるが、 ブレークポイントやステップ実行、 変数の中身をのぞくこともできた。 問題ないだろう。

できるだけバグを出さないようにプログラムを書かなければならない状況は、 もっと堅いコードをばりばり書きたいと思っていたので(そうしなければ多作は無理だ)、 良い訓練になる。 コマンドプロンプトで実行したのはperl以来だ。 Eclipseの存在を知る前はJavaでも叩いた。

デバッグ周りに時間を取られた分、 制作作業はほとんど進まなかった。 しかし、 期待通りAS3は使いやすい。 宣言の順番が前後逆なのをのぞけばJavaだ。 どうせなら全部同じ構文にすればよかったのにと思うぐらい似ている。 AS1からこの言語仕様ならもう少し早くFlashに傾倒していただろう。

画像を読み込んで表示するのも、 マウス入力を受け取るのも、 音を再生するのも特に問題なかった。 簡単だし普通だった。 そこまで確認できただけで十分。 サーバーにアップしても問題なく動作した。 appletのときはこれに随分と苦労した。 経験値の問題もあると信じたいが、 作り手に優しい、 ありがたい時代になったものだ。

フリーで落とさせていただいた音素材の中に再生すると最後にプツッとノイズがはいるものがあった。 手持ちの波形編集ソフトに0秒以下の音ファイルを扱えるものがなく、 新たにSoundEngineというフリーソフトを落とすと、 これが使いやすい。 最初に出会いたかった。 ノイズも無事消えた。

一人で作る以上、 絵や音もある程度扱えなくてはならない。 少なくても編集や加工の能力はあるべきだ。 プログラミングと比べればレベルが一回り違い、 作業してても思うようにすすまない。 能力の低さにダメージもあるけれど、 レベル上げと思って楽しむ姿勢で上達できればと、 短気になっている自分に言い聞かせる。