2011/10/27

万葉拾遺ポストは毎日ひとつぐらい細かい修正をしています。だいぶサービスとしての体裁ができてきました。人数は少ないけれど、直接の知人じゃない方も書いてくれて、少し満足しました。自己中心的だけれど、自分の世界に関わってくれる人が嬉しい。

・物語を作ることに関する日記を書いたのだけど、ふと思い立って、それを万葉拾遺ポストに投稿してみた。こういう形で日記を縦書きで読ませるのもいいかもしれない。同じ文章でも、たぶんこのブログを読むより、人の日記を読んでいる気分になれます。最初はブログでもそういう気分を味わえたものだけど、普通になっちゃったから。なんでも公開できる時代になった。世界を閉じ込める技術がいるのだと思う。

2011/10/11

・新しい空白の日記を1000日分生成した。つまり、前回の1000日分が尽きた。3年ぐらいが経過したし、そのツールを使ったのも3年ぶりだった。このツールを今なら、30分ぐらいで作れるだろう。さらにその3年前、たぶん6年前にも何かしら感想を持ったはずだ。

・http://tentomushi.mond.jp/のサーバ契約が終わった。長い間使わせていただきありがとうございました。

・次に作るものを想像しながら、万葉拾遺ポストの細かい修正や、携帯サイトなどを作っていた。詩を投稿して共有するサイトです。指標は、ひとつの文や言葉あたりが胸を打つ可能性です。有益な情報でも、面白インターネッツでも、巨大なメディアでもない。地味ながらも、普通で、自然で、素朴で、素直な言葉が集まるサイトにする。それができれば、指標に関しては、世の中のすべてのウェブサービスより上になる。

・言葉を写真や音楽や絵画のように楽しむこと。そういった楽しみを取り戻すこと。知ってもらうこと。万葉集みたいに集めて残すこと。前回の説明のバリエーションはこんな感じです。

・携帯は電話とメールにしか使わないけれど、携帯サイトも作ってみると、なかなか良いものですね。パソコンの空間が宇宙だとしたら、小宇宙という感じがします。個室というか、余計な情報が入ってこない。スマートフォンサイトも気が向いたら作ります。パソコンサイトと携帯サイトの中間、といった感じになるでしょうか。

万葉拾遺ポストを使っていると、いかに言葉を選んでこなかったか、という驚きがありました。それに言葉の配置に気をくばってこなかった。ツイッターでは7778回つぶやいているみたいだけれど、140文字に情報を圧縮する訓練をしただけで、つぶやいている回数ほど出てくる言葉や着想が磨かれたとは思えない。以前サイトに着想や感想を1000回書き付けたときの方が良かったと思う。要するに鈍っている。言葉が好きなので、万葉拾遺ポストのリリースを機に、もう一回言葉を磨きなおし、研ぎなおしたい気持ち。

・それから物語に進む。詩や歌物語に橋を架けてくれたのだと思う。万葉拾遺ポストはたくさんの人に使ってもらいたいサービスとして制作したけれど、結局はほとんど自分のためのリハビリ・サービスなのかもしれない。

2011/09/27

・詩を扱うサイトがだいたいできた。手元ではもうできていて、サーバにもアップロードしているのだけど、サーバが不調でまだろくに使える状態ではない。ただ、サーバの管理者が調整だけしてくれたら、私が何もしなくても、もう動く。

・日記というよりは、新しく作ったこのウェブサービス(『万葉拾遺ポスト』というのだが)とは何か?を自分の中で書きながら整理していきたい。草案を書く気持ちで書いているので、全体としてはぼやけた印象になるだろう。これを元にもっと、プレゼンショーン的な文章を作っていきたい。

・万葉拾遺ポストとは、投稿した文章が縦書きになるサービスだ。その文章は掲示板やブログみたいに共有できる。投稿する文章は何でも良いが、縦書きの文章は、次々に流し読みする文章ではなくて、ひとつひとつをじっくりと鑑賞する文章にぴったりだ。また、そういう文章が映えるように、ひとつの文章(詩)単位で表示するようにしている。詩といっても、広い意味で、文章なら何でもいい。俳句。短歌。自由詩などいろいろあるだろう。

・話は戻る。もし大量の情報の洪水に浸かっていくのがウェブの醍醐味なら、ひとつずつ文章を読んでいくのろまな『万葉拾遺ポスト』は、ウェブの文化の中ではマイナーなサービスだ。その代わり、投稿した文章ひとつあたりの味わいの平均は、他のどのサイトよりも高いものにしたいと思っている。それも、投稿する人に文章のスキルは要求せずにだ。投稿する人が素直に素朴な文章を投稿しやすいようなサイトにしたい。変なかわいさとかかっこ良さはいらない。万葉集のように素朴さを良しとしたい。ちょうど一ヶ月ぐらい前に初めて詩を好きになった僕みたいな人間に楽しんでほしい。そこに詩の上手い人が1割ぐらい加わってもらって、選者を募り、時代を感じられる詩集ができる…というのが青写真だ。

・今回のサービスは前のNINMARIよりもっと地味なサービスなので、広告するのが難しい。だから、とにかく、簡単に使ってもらえるように工夫した。他の機能を少し犠牲にした。ただ、携帯電話(スマートフォンを除く)では見れないので、そこだけが足りていない。とはいえ、基本的に横書きのコンピュータ、それも解像度の低いモニターである携帯で、どこまで詩を味わってもらえるのかは、イメージができない。

・なぜイメージできないかというと、体験が作れないからだ。万葉拾遺ポストに投稿したり読んだりすることは、ツイッターやブログや掲示板やケイタイ小説とは、読むという体験が違っていてほしいと思っている。また、画像や写真に文章がついたものとも違っていてほしいと思う。それで、その違いを携帯で作れるのかが、そこはまだイメージできていないから作れない。確認用としてのサイトなら少し勉強したら作れるけれど。

・地味で広告はしにくい、と言ったけれど、たとえば人と会ったときに「こういうものを作ったんです」とは言いやすいと思った。誰にでも勧められるし、特に言葉がすきそうな人にはしっかり伝えられる。その点はNINMARIより説明しやすいと思っている。迷惑かもしれないが、サーバが動いたら、過去にもらった名刺のアドレスに宣伝を送ってみようかと思っている。

・最後に、ツイッターや掲示板と違うのは、あるいは他のウェブサービスと違うのは、サイトの寿命にたいする予想や期待だ。仮にそこまで反響がなくても、ひとつひとつの投稿がよければ、長く生き続けられるサイトになると思う。それこそ、万葉集の思いをこめて作ったサイトだからだ。個人作品として、使い捨てのサービスや作品を作ろうとは思わない。

2011/09/12

・八月中に新作を出すと言っていたものが、ずれこんでいて、もう少しかかりそうです。中身はウェブの詩集サービスになります。前回(一ヶ月前)の日記を読み返すと、あと1日で最低限のシステムができる、と書いてあるけれど、昨日ようやくそれができた、という感じです。一ヶ月前に思い描いていた最低限はなんだったのだろう。最低限の最低限か、はたまた最低限の最低限の最低限か…。それならば、今日の最低限が明日の最低限になるとは限らない…。おお怖い…。

・空白の一ヶ月、とは言えない位、毎日作業していたから、日記を書きながら振り返ってみます。主に、1.サーバサイドプログラミング 2.サーバ構築&移植 3.縦書き表示、4.見栄えの試作、の4つがあります。特に3に時間がかかりました。単純に4で割るとそれぞれに1週間かかっていて、かかりすぎという印象です。でも1と2は単純に知識や慣れの問題だと思うので、今後は楽になりそう。

・自分のスキルやキャリアから見れば、もともとのゲームプログラミング技術に、ウェブシステムプログラミングが加わった格好です。あとはモバイル(スマートフォンやモバイルサイト)なんかに慣れておけば、かなり表現の幅が広がります。作りたいものに合わせて選択できるし、無理に既存のゲームの形にする必要もなくなる。これは、自分の興味にとって、かなり大きいことかも…と思っています。実際、ウェブシステムを作ってみて、(他にも面白いものが作れそうな)可能性を感じています。

・さて、詩をインターネットで見るのだから、縦書き表示にしたいと思いました。でも、ネットは横書きが普通で縦書きは面倒な技術が必要です。ただ、僕はそのプログラムをネットで見つけていました。そもそも、その縦書きプログラムの存在がなければ、詩集サービスを考えつくことは無かったと思います。それのおかげで簡単に縦書きが実現できたのですが、少し見栄えが思い通りに行かなかったことと、せっかく詩を投稿してもらうならば、きちんとしたフォントで表示したいと思ったのが、後に10日ぐらい時間を費やすことになりました。

・とまあ、サーバの技術や知識を身につけたり、コンセプトを洗練させたりしながら、残りは見栄えだけというところまできたので、とても充実した一ヶ月でした。友人にも会えたし。それで、今度は今週を目処に公開したいなと…(さて、次の日記の更新はいつになるだろうか)。これを読んだ方々は、そろそろ詩的なフレーズを書きためておいてください!

2011/08/16

・日記を書かないのは良くない。でも、けっこう集中しているかもしれない。サボるのも集中してしまうのだが。

・前回の日記を読み返すと、8月中に短編を出すと書いてあるが、気がついたら、ウェブサービスを作っていた。嘘つきだ。書いたことに嘘をつくのと衝動に嘘をつくのと、どちらがよりましだろう。今回は前者を裏切った。さて。

・7月の末日ぐらいにサービス案が浮かんできて、8月頭ぐらいから実装に入っている。それも1週間から10日ぐらいで作ろうと思ったのだけど、少し仕様が大きくなって、今月中が目処になりそうです。コンセプトがある程度固いので、仕様の拡張も適切に大丈夫だろう。

・システム部分は整理も含めて今日明日で最低限ができる、という感じです。ウェブページの見た目は1日でできそうな気もするけど、おそらく4、5日はかかると予想するから、最終的には苦労して10日ぐらいかかりそうだ。8月中には出したい。

・ウェブサービス案がもう2つぐらいあって、短編とどちらを作ろうか迷っている。ゲームをつくるためにやめたのだが、先延ばしになっている。ウェブサービスの方が衝動的に作りやすいのはなぜだろうか。僕はきっと、世界や物語を衝動的に作れないのかもしれない。作れないというと語弊がある。多分、世界を隅々まで作るのに必要な幹が、ウェブサービスやゲームじゃないソフトウェアだと衝動が十分な強度なのに、ゲームだともろい。

・両親から夏のお中元が届いた(両親が僕の世話になっているわけではないから、お中元というは不適切かもしれない)。中身はスープ、お菓子、缶詰などの支援物資だ。お金に換算すると1万円以下ぐらいだろうが、それでもお金よりありがたいのはなぜだろう。僕が喜ぶものをよく分かっていらっしゃる。ありがとうございます。

2011/07/25

・会社を辞める前にやっておくべきだったことがまだまだ沸いて出てくる(モットモ僕には今でしかできなかったろうが)。その一つが、僕は作るのが下手だと分かってきたことだ。悲観ではなく、発見の気持ちです。まだ完璧には分かっていないので、気を抜かないようにします。

・下手っていうのはどういうことか。言い当てているかは分からないが、勢いで気分よく作っていくと途中で綻びがでてつまずいてしまうし、かといってしっかり構築して練り上げてから作ろうとするととても時間がかかってしまう。大雑把な2つのアプローチがどちらもうまくいかない。これを指して下手だと言っています。

・作るのが下手ということと、完成したものの良し悪しはまた別の話だ。僕は、ゲームに関しては、まだ両方ともうまく行っていない。NINMARIはある程度満足しているが、世の中の反応はあまり良くないから、あと100個ぐらい作らなければならない。それで全部芳しくなかったら諦めるかもしれないし、諦めないかもしれない。それくらいの数は作ってみたい。そのうちゲームと呼べるものは8割ぐらいにはなるだろうか。

・100。そういうことか!今後の目標がすっと立ち現れた気がした。

・100個作るという目標は、ずっと頭にあった、”大作かつ多作”という指針が具体的な数値になったものだと、書きながら思った。

・一方、目的は、作る過程に対して、あるいは作った成果に対して、納得がいくことだ。結局、納得のいかなさをなんとかすることが、僕の生き方のありようなのかもしれない。

・100個作るという目標が見えてくると、とるべき考え方や行動が晴れていく気がした。では戦略と戦術といった言葉を使ってみたくなる局面だ。そこで手始めに、正しい使い分けかは分からないけど、100作る全体を戦略、そのうち1つを作るのを戦術として考える。

・まずは戦略だ。実はこれはもう浮かんでいた。2つあって、ひとつは”短編”だ。100作るのだとしたら、今までの行動から導き出されるひとつのキーワードが短編だった。もっとも、これはインスピレーションではなくて、色んな人の指摘や作品を見て、少しずつ判断し近づいていったものだ。僕には、短編が良いし、短編しか作れない。好き嫌いではない。長編は短編から生まれればいい。

・もう一つは、コンセプトを始めとした下ごしらえを大事にすることだ。なんとなく作ってはいけない。2、3なら作れるだろうが、それでおしまいだ。100ならいけない。ゲームを完成させるという、作った成果も喉から手が出るほどほしいが、過程を向上させないと長く現役ではいられないだろう。

・さて次は戦術だが、8月に1つは短編を出す。これが戦術目標だ。10分で遊べるものでも良いだろう。コンセプトが実現できれば、長さは問わない。できるだけ簡単に実現できる計画を作って実行すること。これが戦術だ。

・というわけで、7月はそういう整理をした月ということにしよう。こんなところを右往左往するのが個人制作の醍醐味なのかもしれない。

2011/07/07

・群馬の夏は暑いが、近頃その暑さにも少しずつ慣れてきた。慣れてきたというのは、作業ができるようになってきたという意味。冷房を使う時間やタイミングも分かってきた。

・平屋であるため、特に日差しによって部屋が暑くなる。熱気がたまるのは12時頃で、それまでは比較的涼しい。実際の気温とはタイムラグがある。サインカーブとコサインカーブを思い出しておく。そして、日が沈んでからもそれまでたまっていた熱を放出するまでの間は暑い。

・1日を時間で4等分してまとめなおすと、12-18時の時間帯が一番暑くて、その次に18-24時が暑い。0ー6時と6-12時は涼しい。

・以上をもとに夏活動をねる。12-18時の時間に寝るのは、睡眠時の冷房の調節が面倒だ。かたや、静かで涼しい0ー6時の時間に寝るのはもったいない。となると、18-24時に寝るプランと、6-12時に寝るプランが浮かびあがる。前者は涼しい時間帯を作業にあてるのによく、後者は暑さで目が覚めるので規則正しく過ごしやすい。結局、後者に落ち着いた。自分のような怠け者は気温に起こしてもらうのが一番いい。一番暑い12-18時は素直に冷房を使うか、図書館や外出して過ごすようにしています。

・それから、インターネットを使う時間を減らして本を読んだり考えたりするようにしています。作業や思考を集中させたいという意図です。これは幾度と無く試みたことだけれど、インターネットを使わないことで入力が減ったり、あるいは考えたのに成果がでなかったとしても気にしないように考えることで、今までより自然に習慣になりつつあります。

・個人で自由を得て活動しているようなら、無理の無い自然な方法を選ぶことがコツなのかもしれないと感じています。少しずつ経験値がたまっている。1年も少し過ぎたけれど、一生で見れば1年なのだなあとも思う。もし、自分と同じように貯金で自活しながら思いきり何か制作したいと考えている人がいるのならば、2年は持つようにバランスを考えた方が良いと思います。1年以内に成果を出そうとするのはサラリーマンの流儀です。